新型デミオと互角(?)の輸入車がデミオより低予算で狙える
2014/10/27
話題のディーゼル・デミオよりお手頃な価格で「0.5クラス上の輸入車」を手に入れる
こちらはBMWの現行1シリーズ。新型デミオもFF車として素晴らしい走りを披露しますが、FRである1シリーズの操舵感は格別です
VWザ・ビートルは旧型VW ゴルフのセダン版である現行ジェッタの車台を元に作られました。コンパクトながら本格派な走りが魅力です
コンパクトカーの世界的定番、VW ゴルフ。総額200万円以下で狙えるのは旧型のゴルフⅥですが、車としての総合力はいまだ一線級です
旧型ですが、「キビキビした走りとデザインの良さ」という点では新型デミオにいまだ負けていないミニ。内装デザインも個性的です
新型デミオは確かに魅力的ですが……
新型マツダ デミオが2014-2015日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。素晴らしいコンパクトカーですので、多くの方がその新車を買いたいと思っていることでしょう。しかしデミオに勝るとも劣らない実力を持ち、サイズ的にもう少し余裕がある「高年式輸入コンパクトカー」が、新型デミオより低予算で買えるとしたらどうでしょうか?
具体的には、現行BMW 1シリーズやVW ザ・ビートル、旧型にはなりますがVW ゴルフやミニなどのCセグメントのモデル。デミオと同じBセグメント(ヴィッツやフィットなどのクラス)ではありますが、プレミアム感の高い現行アウディ A1も狙えます。
新型デミオの目玉であるクリーンディーゼル搭載の「XD Touring L Package」は車両価格で199万8000円(税込)。それと同等の「総額200万円以下」で、前述の輸入車が買えるんです。
デミオと高年式輸入中古車、買うべきはどっち?
もちろん相手は「近年希に見る名作」とまでいわれる新型デミオですから、1セグメント上の輸入車の方が優れているとは限りません。むしろ「デミオ圧勝! 輸入車ボロ負け!」という可能性だって大いにあります。
ということで、輸入B・Cセグメント軍団と新型デミオとを比較してみましょう。その前にまずは、新型デミオが2014-2015日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した「理由」をご覧ください。
「国産コンパクトカーの常識を打ち破るデザインとクオリティ、そしてテクノロジーをリーズナブルな価格で実現したこと。低燃費技術を追求するなかで、新しい選択肢として小型クリーンディーゼルを採用する一方、MTモデルをリリースするなど多彩なニーズに配慮している点も好印象で、軽快なフットワークと相まってクルマの楽しさを再認識させてくれた。独自の魅力にあふれ、日本から世界に向けてアピールできる実力を持ったコンパクトカーである」(日本カー・オブ・ザ・イヤーHP「選考結果」より引用)
なるほど。では、この中で購入者の視点で重要なのはどこでしょう? それはやはり「国産コンパクトカーの常識を打ち破るデザイン」「小型クリーンディーゼル」「軽快なフットワーク」ではないでしょうか?
以下、その3点に絞って、どちらを買うべきか考えていきます。
実力はほぼ互角? ならばあとは予算と好みの問題
まずは「デザイン」。素晴らしいスタイリングのデミオですが、「デザイン的には左写真の輸入車たちの方が好き」という方も少なくないのでは? このあたりは好みの問題なので一概には言えず、甲乙つけがたいというのが実情でしょう。
次に「小型クリーンディーゼル」。デミオの1.5Lディーゼルエンジンは本当に画期的で、燃費性能も優れていますが、輸入車には「ダウンサイジングターボ」があります。低燃費技術という点では引けを取っていません。実燃費やトルクの太さではディゼールに劣るかもしれませんが、ガソリンエンジンならではの楽しさというのも車を所有するうえでは重要なポイントでしょう。
最後に「軽快なフットワーク」。これについては、ここに挙げた輸入車だって大変キビキビ走ります。どちらが上かは何とも言えませんが、少なくとも「どちらかの圧勝」ということはありません。
つまり、いろいろ考えてみても両者は「ほぼ互角」で、「あとは好みの問題」になります。
であるならば、ボディサイズ的に余裕があり、リーズナブルに買える中古輸入車を選んでみるのもアリではないでしょうか? 今回、紹介する物件はすべてカーセンサーアフター保証対象車です。「輸入中古車だから」とナイーブになる必要はありませんよ!
※プランでCSA保証を付けた場合、総額200万円を超える場合があります
※2 BMW 1シリーズ(現行型)/VW ゴルフ(旧型)/VW ザ・ビートル/アウディ A1/ミニ ミニ(旧型)/プジョー 308(現行型)
この記事で紹介している物件
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