個性は贅沢だ。|カーセンサー特選市

他の人と違うという「贅沢」をしよう

初代ホンダ インサイト。アルミフレームはNSXのものを進化させ、フロントフェンダーは樹脂材を用いることで800㎏台と軽量化に成功しています

初代ホンダ インサイト。アルミフレームはNSXのものを進化させ、フロントフェンダーは樹脂材を用いることで800㎏台と軽量化に成功しています

目を引くのは、リアホイールアーチへの空気の巻き込みを低減させるリアホイールスカート。それだけでなく、リアフェンダーの処理も特徴的です

目を引くのは、リアホイールアーチへの空気の巻き込みを低減させるリアホイールスカート。それだけでなく、リアフェンダーの処理も特徴的です

2014年4月2日時点では、ホンダZはホンダ最初で最後の軽SUV。フロントドア下部の横に設けられたエアダムはエンジンをミッドシップしている証です

2014年4月2日時点では、ホンダZはホンダ最初で最後の軽SUV。フロントドア下部の横に設けられたエアダムはエンジンをミッドシップしている証です

ダイハツネイキッド。無骨さ加減を前面に押し出した車で、内装も一部鉄板が剥き出しになっています。このデザインはいまだ新しさを感じさせます

ダイハツネイキッド。無骨さ加減を前面に押し出した車で、内装も一部鉄板が剥き出しになっています。このデザインはいまだ新しさを感じさせます

分かる人には分かる贅沢が詰まっている

「贅沢」という概念は幅広く、色々な解釈があります。例えば、高級な物は確かに贅沢ですが、皆が持っている高級な物はその価格に反して価値を感じづらいものです。逆に、他の人が持っていない物は価格は安くても当人にとっては大きな価値を持ち、贅沢な物だと言えます。そんなわけで「個性的」な車に注目してみました。個性といっても様々ですが、今回は自動車メーカーの“意欲作”をご紹介します。

ここでいう意欲作とは、斬新なコンセプトやデザインを持つ車のこと。その中でも初代ホンダインサイト、ホンダZ、ダイハツネイキッドは新車販売価格に対して掛けたコストが大きいと思われる超オトク車です。今なら、総額100万円以下でCSA保証対象車を狙えます。

どれも街中で見かける機会はグンと減っており、差別化にはまさにうってつけ。大排気量も、本革シートも、安全装備も、価格も関係ありません。分かる人には分かる贅沢が、この車たちにはあるんです。

他にはあまりない独自性が魅力

初代インサイトは後世に語り継がれるべき1台。「2代目インサイト」と銘打った現行型とはまるで違う、異質なハイブリッド車です。2人乗りクーペハッチバックという独特なスタイル、まるでコンセプトカーのようなデザインと、今見ても斬新。その内容もNSXアルミフレームの進化版や車重800kg台、Cd値0.25、樹脂フロントフェンダーなど、トピック満載です。

同じくホンダが投入したZも、凄い意欲作。1970年代に“初代”が販売されましたが、その名前だけを引き継いだ軽自動車です。4シーターのミッドシップ4WDで、ホンダが投入した最初で最後(2014年4月2日現在)の軽SUVです。アクティバン/ストリートをベースにしたり4代目シビックのトランスミッションを流用したりと、開発費は抑えられているものの、新車時の価格帯を考えると贅沢な仕様でした。

ネイキッドは、1997年に開催された第32回東京モーターショーでの思わぬ反響により市販化されたモデル。しかし、購入に踏み切るユーザーは少なく、一代限りで終わってしまいました。多くのパネル、ドアをネジで外側から外せるようなデザインや、かつてのコンパクト欧州車のような風合いは超個性的です。

「レアな名車」で個性派カーライフをエンジョイ!

いずれのモデルも、流通台数が今以上に少なくなれば「レアな名車」として見直される可能性が大。今はさほど注目されていないので、中古車価格は順当に値落ちしていて底値で安定しています。

カーセンサーアフター保証対象車ですと、一番狙いやすいのはネイキッド。原稿執筆時点では掲載台数が70台以上もあり、その半分が総額50万円以下。10万円台の物件もありました。

Zは30万円台から、初代インサイトは50万円台から狙えます。この2車の場合、価格より流通数が問題で、初代インサイトにいたってはモデル全体でも20台しかありませんでした。興味があるのなら早めに動いたほうが良いでしょう。

ある意味で、メーカー史に残るようなモデルを足に使うなんて、非常に個性的で最高に贅沢だと思う次第です。

【検索条件】ホンダインサイト(初代)&ホンダZ&ダイハツネイキッド×総額100万円以下×CSA保証車
※プランでCSA保証を付けた場合、総額100万円を超える場合があります