【福祉車両 ユーザーの声】家族みんなで楽しむための車選び
カテゴリー: 福祉車両 ユーザーの声
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2014/03/06
今回、お話を伺ったのは、2013年の6月に三菱 デリカD:5のサイドムービングシート仕様車(4WD)を購入した東京都在住の高田さん。
足の病気で車椅子を使うようになったお母さまのために選んだ車だそうです。回転&昇降する2列目シートにお母さまを乗せ、通院などに利用しています。そのほか、趣味のクレー射撃やアマチュア無線を楽しむ足としても大活躍しています。
実は、乗り替える前の車もデリカD:5だったという高田さん。高田さん夫婦と息子さん、お母さまの4人で旅行に出かけることが多く、荷物の量なども考えるとミニバンであることは外せない条件でした。中でもデリカD:5は、高田さんの好みにバッチリ合っているそうです。
「昨年はこのデリカD:5で石川県の和倉温泉まで行ってきました。もちろん母親も一緒です。それに、毎年2月には、息子と2人きりで別の温泉に行くんです」と高田さん。冬の温泉地に向かうわけですから、そのためにも4WDのデリカD:5はピッタリです。
ディーラーでお母さまの症状を説明すると、スタッフがすすめてきたのはサイドムービングシートの車。「福祉車両と聞くと、車椅子のまま乗り降りできる車しか頭にありませんでしたね。サイドムービングシートについては、ディーラーへ行くまで知りませんでしたよ」と高田さん。購入を決めるにあたっては、きちんと担当医へも相談し、問題ないことを確認したといいます。
「普段は車椅子を使っている母ですが、車椅子から移乗する時だけ、私が支えれば立てますから。それに、車いす仕様車は、車椅子で乗り込む際に3列目が使えなくなるものがほとんどですし、当然、積める荷物の量も減りますよね。そうすると、家族旅行がしにくくなるという考えもありました」と高田さん。
車いす仕様車で長距離移動するというのは、車椅子で乗り込む方への負担や積載性の面であまり現実的ではありません。その点、高田さんが選んだサイドムービングシート仕様車は、普通の車にシートが回転&昇降する機能が付いただけですから、ほぼベース車と変わりません。乗り心地や積載性はもとろん、友人を乗せたり、趣味を楽しんだりと、普段使いも楽しめる車です。まさに高田さんのカーライフにピッタリな1台です。
■デリカD:5サイドムービングシート仕様車
乗車定員/7名
リフト能力/100kg(シートを除く)
シート下降時最低着座面高さ/460mm(2WD)480mm(4WD)
シートの車外飛び出し量/960mm
回転時足元スペース/305mm
車内でのシートスライド量/90mm