▲プリウスとプリウスαいずれも、助手席リフトアップシート車に用意されているグレードはSまたはSツーリングセレクション。装備はベース車両の同グレードとほぼ同じだ。写真はプリウス ▲プリウスとプリウスαいずれも、助手席リフトアップシート車に用意されているグレードはSまたはSツーリングセレクション。装備はベース車両の同グレードとほぼ同じだ。写真はプリウス

燃費も使い勝手も抜群のプリウス

ガソリン代の高騰がなかなか収まる気配を見せない中、ハイブリッドカーを検討している人も多いのではないでしょうか。今回ご紹介するのは、ハイブリッドカーの代名詞となっている現行型トヨタ プリウスとプリウスαに用意されている助手席リフトアップシート車です。

まずベースとなるプリウス(2009年5月~)は、ご存じのとおり、世界初の量産型ハイブリッドカーの3代目です。このプリウスの全長を延ばしてワゴン(5人乗り)やミニバン(7人乗り)にしたのがプリウスα(2011年5月~)ということになります。いずれも1.8Lにモーターを組み合わせ、プリウスなら30.4km/Lまたは32.6km/L、プリウスαは26.2km/Lという低燃費を誇ります(燃費数値はJC08モード)。

このプリウスとプリウスαの助手席を、足腰の負担が大きくなってきた人でも乗り降りしやすいよう回転&昇降するシートにしたのが、助手席リフトアップシート車です。助手席が回転&昇降するだけですから、2列目以降はベース車と同じ。そのため乗車定員はベース車と同じです。

▲助手席の回転&昇降は、リモコンか助手席シート下にあるスイッチで行う。車いすを電動でラゲージに収納する装置も用意されている。写真はプリウスα ▲助手席の回転&昇降は、リモコンか助手席シート下にあるスイッチで行う。車いすを電動でラゲージに収納する装置も用意されている。写真はプリウスα

装備類もベース車とほぼ同じ。例えばプリウスとプリウスα、いずれも運転席は電動パワーシートが標準装備ですし、運転席と助手席の間にある大型コンソールボックスも備わります。またプリウスαの2列目シートは左右別々にスライド&リクライニングできるなど、使い勝手もほぼ同じです。

もちろん助手席には誰でも座れますし、プリウスαのワゴンタイプならラゲージに荷物を載せたり、ミニバンタイプなら7人でドライブに出かけたりすることができます。低燃費で財布にも環境にも優しく、さらに家族にも優しい車。ハイブリッドカーに乗り替えを考えているなら選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。

乗車定員/5名(プリウス、プリウスα)、7人(プリウスα)
リフト能力/100kg(シートを除く)
シート下降時最低着座面高さ/430mm(プリウス)、450mm(プリウスα)
回転時足元スペース/350mm(プリウス)、360mm(プリウスα)
車内でのシートスライド量/170mm(プリウス)、80mm(プリウスα)