【福祉車両購入ガイド】トヨタ アルファード/ヴェルファイア 助手席またはサイドリフトアップシート車
カテゴリー: 福祉車両 ニューモデルガイド
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2013/09/19
大人7~8人がゆったり座れて移動できるLサイズミニバンは根強い人気があります。両親も含めた家族全員で長距離をドライブするとなると、やはりこれくらいのサイズが必要だと思う人が多いのでしょう。
そんなLサイズミニバンの中にも、シートが回転&昇降する機能を持ち、乗り降りしやすい車がいくつかあります。その中から、今回はトヨタアルファード/ヴェルファイアの助手席またはサイドリフトアップ車をご紹介します。
ベースのアルファード/ヴェルファイア(2008年5月~)はトヨタのミニバンのフラッグシップです。究極のおもてなしを目指したという室内は、広々としているだけでなく装備が充実していて快適です。また、高級車らしく室内は上品で静か。さらに見た目も押し出し感が強く、まさにミニバンの王様のような存在感があります。
そのアルファード/ヴェルファイアの助手席または2列目シートが回転&昇降するのが助手席リフトアップシート車とサイドリフトアップ車です。
助手席リフトアップシート車の2列目シートはベンチシートなので、乗車定員は8名となります。2列目以降は他のアルファード/ヴェルファイアと同じシートのため、例えば2~3列目シートをフルフラットにすることが可能です。
一方サイドリフトアップシート車の2列目シートはセパレートシートになるため、乗車定員は7名です。そのシートは回転&昇降するだけでなく、脱着してそのまま車いすとして使用できるタイプもあります。なおサイドリフトアップ車にはハイブリッドモデルも用意されています。
原稿執筆時点でカーセンサーnetを見ると、助手席リフトアップシート車は見つかりませんでしたが、サイドリフトアップシート車はアルファードで8台(内3台が脱着式)、ヴェルファイアで6台(内1台が脱着式)、またヴェルファイアハイブリッドのサイドリフトアップシート車が1台見つかりました。
価格はアルファードのサイドリフトアップシート車の213万円から。他の一般グレードの車とも価格差はほとんどありませんから、家族みんなでゆったりドライブに行きたいという理由でアルファード/ヴェルファイアを選ぶのであれば、足腰のちょっと弱くなった方にも楽な車として、助手席リフトアップシート車やサイドリフトアップシート車を検討してみてはいかがでしょうか。
乗車定員/8名(助手席リフトアップシート車)、7名(サイドリフトアップシート車)
リフト能力/100kg(シートを除く)
シート下降時最低着座面高さ/420mm(助手席リフトアップシート車)、470mm(サイドリフトアップシート車)
シートの車外飛び出し量/980mm(助手席リフトアップシート車)、555mm(サイドリフトアップシート車)
回転時足元スペース/325~335mm(助手席リフトアップシート車)、380mm(サイドリフトアップシート車)
Text/籠島康弘