2代目となり熟成が進む5ナンバーミニバンの雄、ストリーム
生活臭を感じさせない「ミニバンっぽくないミニバン」ってどんな車でしょう? 代表的なのはホンダのオデッセイ、そしてその弟分ともいえるストリームではないでしょうか。今回はそのストリーム(現行型)がターゲットです。

乗用車感覚で扱えるミニバンとしてデビューし、人気を博した初代に引き続き、いまだ人気の衰えない現行型のストリームですが、実はもう100万円を切ってきているんです。
ホンダ ストリーム 走り(フロント)|おいしい中古車 ホンダ ストリーム リア|おいしい中古車
↑低床化により走行性能は従来のミニバンとは比べ物にならないほど(左:写真はRZ) 全高の低さは、ぱっと見ステーションワゴンかと思わせるほどだ(右)
登場したのは2006年の7月。穏やかな表情の初代に比べ、現行型はとてもスポーティな顔つきに変わっています。ボディサイズは旧型同様に5ナンバーサイズを踏襲、車高はほとんどの立体駐車場に収まる1545mm(FF車。4WD車は1570mm)を実現。そのおかげか、見た目は「ちょっと背の高いステーションワゴン」といった佇まいです。

となれば、気になるのは居住性。いくら背が低くたって、閉塞感があったら元も子もありません。しかし、そこはホンダお得意の低床プラットフォームの採用で難なくカバーしています。ステップワゴンのように「抜群の開放感」とまではいきませんが、閉塞感は一切感じません。

3列目に関しても、“お飾り的”な3列目とは違い、十分実用的です。さすがに大柄な成人男性には厳しいでしょうが、罰ゲーム的なツラさは一切ありません。また、細かい話になりますが、フロントのサブピラーを廃止したため、運転中の視界が大幅に向上したほか、床面が足元の隅々までフラットになっている点も見逃せないポイントです。

タマ数は少ないが、ついに100万円以下の物件も!
一方パワートレインはというと、エンジンは直4の1.8Lと2Lの2種類で、どちらもi-VTECエンジンです。ミッションは1.8Lが5AT、2LにはCVT(4WDは5AT)が搭載されています。走行性能に関してはまったく不満のないレベルで、ミニバンにしては全高が低いため、スポーティな走りも十分にこなせます。

さらに走りにこだわる人には、オデッセイでいうところのアブソルート的な、パドルシフトや17インチの専用アルミホイール、専用チューニングのサスペンションを採用したRSZ(1.8L、2Lの両方)もあります。
ホンダ ストリーム インパネ|おいしい中古車 ホンダ ストリーム 低床化|おいしい中古車 ホンダ ストリーム 装備|おいしい中古車
↑サブピラーがないため、優れた前方視界を実現(左) 従来のミニバン(緑線)とストリームの全高の違い(中) ミニバンとしての使い勝手も追求されている(右)
さて、そんなストリームですが、冒頭でお話したとおり、すでに100万円を切ってきています。ただし、タマ数は少ない上に、修復歴ありの車がほとんど。それでも修復歴なしの物件も中には存在しますし、もう少しだけ予算があれば、2007年式の1.8X、走行2.5万km、修復歴なしの物件で109.9万円というのもあります。

なかなか値落ちが進まなかったストリームですが、そろそろ買いの時きたる! ですよ。まだデビューしてから3年たっていないので、初期ロットの物件でも新車保証が継続できますしね。

Text/金子剛士
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