マツダ ロードスター 【おいしい中古車実録リポート オープン編】
2009/02/20
マツダ ロードスター(2005年8月~)
魅力的な中古車をお店まで見に行くおいしい中古車実録リポート。前半戦最後(後半戦は3月16日から)となる今回はオープンカー編です。2008年に最も注目を集めたのは、マツダロードスター(現行型)。M・ベンツのSLKやVWニュービートルカブリオレといったドイツの強豪を抑えて見事1位に輝きました。売れてないと言われつつも、やっぱりみなさん注目しているんですね。
ロードスターといえば「人馬一体」がコンセプトの日本が世界に誇る一台。オープンエアはもちろん、操る楽しみがウリのスポーツカーです。そのDNAは当然3代目にも受け継がれ、徹底的な重量削減の結果、2代目からボディを大型化しながら、車両増は10kg程度に抑えられています。エンジンは2Lの直4のみ。ミッションはマニュアルが5速(2.0ベース)と6速、ATは6ATとなっています。
さてさて、登場から3年以上が経過し、価格的にもずいぶん狙いやすくなったロードスター。実際のトコはどうなんでしょうか?
特別仕様車+エアロ+アルミとお買い得度満点の一台
価格 | 見積金額 | 年式 | 走行距離 | 修復歴 |
---|---|---|---|---|
本体価格 168 (消費税込) |
184.3万円 | 2006(H18)年式 | 1.7万km | なし |
車検 | 整備 | 保証 | ミッション | |
車検無 | 整備別(車検整備:6万3000円) | 保証付 | フロアMTモード付6AT |
※上記の価格などは取材時点で確認した情報です。
物件はすでに販売済みの場合もありますが、ご了承ください。
見に行った物件は、2.0VSをベース(ATの場合。MT車は2.0RSがベース)に数々の装備を充実させた日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞記念車。これは特別仕様の限定車でもあったので、タマ数が少ない(原稿執筆時点、カーセンサーnetで3台のみ)のがネックなんですが、とにかく装備が充実してるんです。
すべて挙げるとキリがないので主な特別装備をご紹介すると、シートヒーター付きの本革バケットシートや、上質なクロス生地を使ったソフトトップ、そして一番の魅力が、BOSEサウンドシステム+6連奏CDチェンジャー+7スピーカーです。
オープンで走ることが多いからこそ、オーディオは重要なわけで、これらの装備が付いていながら、新車時の価格はベースになっている2.0VS(260万円)から10万円高いだけでした。
新車で買うにしてもおトクな一台ですが、中古車で買うならもっとおトクということで、この記念車の物件がある関東マツダ武蔵野店を訪ねてきました。挨拶を済ませ、さっそく外装チェック!と思って車を見ると、全体的な佇まいが何か違う。よく見れば、マツダスピードのエアロが付いているじゃないですか! しかもホイールまでマツダスピード。エアロは約30万円、ホイールだって20万円ほどするので、これだけで約50万円ものオプションが付いている計算になります。
外装チェックを再開すると、ボディは洗車キズなども目立ってしまうブラックなのに、いたってキレイな状態。きっと前のオーナーさんは大事に乗られていたんでしょうね。
内装も使用感がほとんどなく、幌の状態も良好。エンジンだって元気いっぱいの一発始動です。内装チェックの時に気づいたのですが、純正のHDDナビまで付いています。この特別仕様車の新車時価格は270万円(車両本体価格)なので、HDDナビやマツダスピードのエアロ+アルミホイールなどを付けたとすると、新車で買った人はおそらく400万円近く払っているはず。それが走行1.7万km、修復歴なしで168万円とは文句なしにおトクです。
保証の面でも1年または2万kmまでの「さわやか保証」が付きますし、「さわやか保証プラス(有償)」を付ければ最長で3年間保証が受けられます。見に行くまでは、ちょっとおトクな特別仕様車ぐらいに思っていましたが、実際に見たら実におトクな物件でした!
今回ご紹介したロードスターの物件は、あくまでも数あるおいしい中古車の一台でしかありません。
編集部でカーセンサーnetを確認したところ、ベースモデルですが、走行2.2万km/修復歴なし/車検H21年3月までの物件が120万円以下など、魅力的な物件を発見することができました。カーセンサーnetを駆使して、ぜひおいしい中古車を探してみてください!