唯一無二のライトウェイトスポーツカーとして世界に誇れるロードスター

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OVERVIEWモデル概要

世界中の自動車メーカーに大きな影響を与えた存在
1960年代に人気を集めたライトウェイトオープンスポーツの再来として、世界中の自動車メーカーに大きな影響を与えたマツダ ロードスター。3代目となる現行モデルは、現在の衝突安全基準をクリアするため、初代より車重が100kg少々増加したが、それでもライバル車よりも軽く、唯一無二のライトウェイトスポーツとして、日本が世界に誇れるモデルである。

GRADE VARIATIONSグレードバリエーション

グレード名 トランスミッション ひと言解説
ロードスター 6AT/5MT 前期モデルに設定されたベースグレード。ウレタンステアリングなどを標準装備し、価格を引き下げている
RS 6MT 前・後期モデルを通じて設定されているスポーティグレード。17インチタイヤやアルミペダルなどを標準装備
VS 6AT/6MT 前期モデルの最上級グレード。タンカラーのソフトトップや内装色を採用し、上質さは他グレードと一線を画す
ロードスター RHT 6AT/5MT 2006年8月から前期型に設定されたベースグレードのハードトップモデル。装備内容はソフトトップとほぼ同じ
RS RHT 6MT 2006年8月に登場し、後期モデルにも設定されたスポーティ色の強いハードトップモデル
VS RHT 6AT/6MT 2006年8月に登場したハードトップモデルの最上級グレード。後期型にも引き続き設定されている
S 5MT 後期から設定されたベースグレード。なお、ハードトップで6ATを搭載したS RHTも同時に登場している

BUYER’S GUIDE購入アドバイス

購入時のチェックポイント
過酷な走行が行われていた場合を考慮して
可能な限り試乗を
サーキットや峠などで酷使されていた可能性が高いのは、スポーツカーの宿命。ボディや各パーツの疲労具合を見極めるためにも、できるだけ試乗はしたいところだ。その際はボディのきしみ音、エンジンや足回りからの異音などに気を配ってみよう。また、チューニング車両も多いので、自分に合う改造が行われているかもチェック。幌の状態確認も忘れずに。
狙い目グレード
2006年式以前なら
流通量が多くて探しやすい
2007年式を境に流通量が大きく減少して相場もアップしているので、探しやすさを優先させるなら2006年式以前がいいだろう。特に2005年式は、走行距離1万km未満の物件数も多く、2006年式と大きな差がないのでオススメ。もしMTを敬遠するなら、VSが物件数も多くて探しやすい。なお、RHTは2007年式が最も流通しているので、この年式からチェック。

RIVAL MODELSライバル中古車徹底研究

マツダ ロードスターのライバル3モデルをピックアップ。
S2000やMR-S、フェアレディZロードスターなどスポーティでスタイリッシュな国産オープンが揃い踏みだ。
1.ホンダ S2000(現行型)
HONDA S2000
2.トヨタ MR-S(絶版)
TOYOTA MR-S
3.日産 フェアレディZ
ロードスター(旧型)
NISSAN FAIRLADY Z ROADSTER
ホンダ S2000 エクステリア|人気中古車完全カタログ トヨタ MR-S エクステリア|人気中古車完全カタログ 日産 フェアレディZロードスター エクステリア|人気中古車完全カタログ
ホンダ S2000 インテリア|人気中古車完全カタログ トヨタ MR-S インテリア|人気中古車完全カタログ 日産 フェアレディZロードスター インテリア|人気中古車完全カタログ
名車S500の流れを汲む
ホンダ渾身のオープンスポーツ
FR方式の2シーターオープン。高剛性と衝突安全性を確保すべく、X字形の新構造フレームを採用。デビュー時、エンジンは2L直4DOHCだったが、2005年11月のマイナーチェンジで2.2Lにアップ。ミッションは6MTのみ。電動ソフトトップは、スイッチを押してから約6秒で開閉が可能だ。
MRレイアウトを採用した
ライトウェイトオープン
国内初の量産ミッドシップスポーツカー、MR2の後継モデル。ロードスターより100kg近く軽く、この軽さとMRレイアウトによってもたらされる俊敏な加速と操舵性の高さが魅力。デビュー時は1.8L直4DOHCと5MTの組み合わせで、後に自動クラッチを備えたシーケンシャル式MTが追加。ソフトトップは手動式。
280psにまで引き上げられた
パワフルな走行性能が際立つ
5代目フェアレディZをベースとした2シーターオープン。エンジンは3.5LV6DOHCで、デビュー時は250psだったが、2005年9月のマイナーチェンジで280psに向上。ミッションは6MTとマニュアルモード付き5ATの2種類が用意され、ソフトトップは世界初のワンレバー3ロック方式が採用された電動式となる。
狙い目グレード
2.0ベースグレード
VGSの有無を除き、装備はほぼ同等
選択肢の広いベースグレードが◎

最初のマイナーチェンジは2003年10月。これを境に相場は230万円以上にアップしており、ロードスターのUカー相場を大幅に上回るため、同予算で購入を考えるなら2002年式以前が狙い目。ただし、タイプVは物件数がかなり少ないので、ベースグレードをオススメしたい。
狙い目グレード
1.8Vエディション
充実した装備が決め手!
上級グレードに的を絞ろう

2002年8月までの前期型なら相場は60万~110万円程度だが、やはり6MT搭載で走行性能がアップした後期型を狙いたい。相場が130万~180万円程度と、ロードスターと同予算内に収まるのもポイント。本革シートなど装備が充実したVエディションでも、十分射程圏内なのだ。
狙い目グレード
3.5バージョンT
流通量は格段に少ないから
根気をもって探してみよう

前期型の相場は180万~230万円と、ロードスターと同程度。なかでも、流通量が全年式中で最も豊富な2004年式がオススメだ。ベースグレードの割合が高めだが、上級装備のバージョンTも意外と流通している。こちらをじっくり探せば、入手したときの満足度は高いはずだ。
文:安藤 眞、ユニットクワトロ