限られたパッケージングの中で最も効率的な室内空間をもつ1BOX車、通称ハコ車
今回は使いやすいサイズで経済的でもある軽自動車と、新たなタイプのハコ車が登場

VAMOS HOBIO ホンダ バモスホビオ(現行)

ホンダ バモスホビオ(現行)|車はハコでしょ!

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オプション装備でスペースのアレンジは多彩
ホンダの誇る名車NSXと同じミッドシップ(エンジンを前後の車軸のあいだに置き、後輪が駆動する)レイアウトを採用するバモスホビオ。乗車人数や荷物の量が変わっても重心がほぼクルマのセンターにあるので、常に安定感の高い走りを実現している。ホビオの特徴はドキットパネルと呼ばれるユーティリティナット。カーゴスペースに6mmのボルトを取り付けられるこのナットを計28カ所セットしており、パイプやL字金具などを固定することで、ユーザーの思い通りに空間が活用できる。また、1880mmのハイルーフを生かすために、オプション装備でルーフインナーラックが用意されるなど、使い方に合わせたカスタマイズが可能だ。

EVERY WAGON スズキ エブリイワゴン(現行)

スズキ エブリイワゴン(現行)|車はハコでしょ!

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上級ミニバン顔負けの豪華装備
軽ワゴンながら上級ミニバンに匹敵する装備をもち、侮れないのがエブリイワゴン。それを最も表しているのが最上級グレードのPZターボスペシャルに装備されている電動オートステップ。左側スライドドアの開閉に応じて、出現、格納し、子供やお年寄りに高いホスピタリティ性を誇る。ほかにも両側パワースライドドア(PZターボスペシャル)も採用している。インテリアでは助手席を前倒しするとテーブルになったり、前後に150mmスライドするリアシートは足元の空間が広く、圧迫感が少ない。エンジンはパワフルなターボとNA(自然吸気)の2種類。共にオールアルミ製で、全車「2005年排出ガス規制」をクリアした高い環境性能が自慢だ。

ATRAI WAGON ダイハツ アトレーワゴン(現行)

ダイハツ アトレーワゴン(現行)|車はハコでしょ!

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人と荷物に優しい広大な空間
2015mmというクラストップの室内長をもち、大人4人が乗っても1116Lというラゲージ容量を確保、人と荷物どちらも犠牲にすることなく余裕の空間を達成してたっぷりのるアトレーワゴン。一部のグレードにはリモコンや運転席のスイッチで開閉可能なパワースライドドア(左側)を搭載し、大きな荷物を持っている時でもとても便利だ。リアシートは左右独立して可倒するだけでなく、180mmスライドして後部座席にもゆったりとした広いスペースを確保している。アトレーに採用している衝突安全ボディ“TAF”は世界最高水準の衝突実験をクリアし、高い安全性を達成している。全車ターボエンジンを搭載し、荷物をたくさん積んでもキビキビとした走りは変わらない。

SAMBER DIAS WAGON スバル サンバーディアスワゴン(現行)

スバル サンバーディアスワゴン(現行)|車はハコでしょ!

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RRが生む低床&フラットフロアが人気
軽ワゴンの中で指名買いをされるほど、人気の高いサンバー。乗用ワゴンはサンバーディアスと呼ばれ、両側スライドドアをいち早く採用したモデルだ。サンバーといえば、RR(リアエンジ・リアドライブ)という駆動方式を採用したフルオーバーキャブ車。フルキャブ車ながら、環状力骨ボディを採用し、高い安全性を確保。また、最小回転半径は3.9mと抜群の取り回し性能を誇る。さらにフラットで低床なフロア、クラストップの1390mmの室内高を実現。背の高いものや大きなものもラクラク積めるスペースが広がる。軽自動車としては数少なくなった直4エンジンにはパワフルなスーパーチャージャー付きの設定もある。


TOWN ACE VAN トヨタ タウンエースバン(現行)

トヨタ タウンエースバン(現行)|車はハコでしょ!

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使いやすさのコンパクトサイズに凝縮
5ナンバーサイズの1BOX車として人気モデルだったタウンエース/ライトエース。今年の1月に登場した現行型は大きくスタイリングを変え、「毎日の仕事の良きパートナー」をコンセプトとしたビジネスモデルとして登場した。取り回しのしやすさを重視したスクエアなボディはエンジンをフロントシート下に配置。各ピラーの傾斜を立ち上げて、ショートノーズのあるハコのスタイルとなった。全長は4045mm、最小回転半径は4.7mと狭い街中でも使いやすさが抜群。エンジンは1.5Lの直4で「2005年排出ガス規制」に対応しているうえ、AT車は「2010年度燃費基準プラス10%」を達成し、地球に優しいビジネスカーに仕上がっている。


DELICA D:5 三菱 デリカD:5(現行)

三菱 デリカD:5(現行)|車はハコでしょ!

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高い悪路走行性をもつタフギア1BOX
スターワゴン、スペースギアと歴代モデルに脈々と受け継がれている高い悪路走破性。最低地上高210mmというグランドクリアランスからも最新モデルのD:5にもこのDNAが色濃く残っているのがわかる。D:5は7人乗りと8人乗りの3列シートモデルしかないが、3列シートは横跳ね上げ式を採用し、ラゲージスペースを有効利用することが可能。「リブボーンフレーム」というほ乳類の肋骨のような環状型の骨格構造を採用し、衝突安全性はもちろん、操縦安定性や静粛性が高まっている。エンジンは2.4L直4でレギュラー仕様ながらMIVEC(連続可変バルブタイミング機構)を採用し、170psの出力・11.0km/L(2WD車の低燃費を実現している。
Report/ 萩原文博、石川茂幸
※この記事は、カーセンサー関東版19号(9月18日発売)の特集をWEB用に再構成したものです