マツダ CX-5 ▲電動車のコンセプトカーとして北京ショーに出品された「創-ARATA-」のエッセンスを受け継いで次期新型CX-5が登場した場合、こんな装いを見せるかもしれない

※当記事はムックハウス社の発行する雑誌「マガジンX」編集部より寄稿いただたものです。内容は雑誌の内容をWEB用に一部再編成しています。マガジンXの詳細は記事末のリンクをご確認ください

マツダ電動化への取り組み

マツダはビルディングブロック構想に基づいて商品ラインナップをスモール商品群、ラージ商品群、BEV群の3つに区分し、カーボンニュートラル化に向けて取り組んでいる。同社の屋台骨であるCX-5は2025年の世代交代が予想されており、待望のHEV化へと進化する見通しだ。
 

マツダ CX-5▲2022年に公開された計画の一部。フェーズ2の2025年から27年は電動化を推し進める期間で、最終年には専用プラットフォーム採用のBEVがリリースされる予定だ

トヨタ製ではない独自の機構を採用?

マツダはトヨタと提携関係にあるため、スバルのようにトヨタのハイブリッド機構「THS」の供給を受けるのか? と勘違いされてしまう恐れがあってか、同社はコンポーネントの自社開発を声高にアピールしている。

その採用車第1弾として白羽の矢が立つのは、次期型の新型CX-5だ。ハイブリッドにはマツダ独自の機構が用いられるという。MX-30で世に送り出されたロータリーエンジン採用のシリーズ化とは異なるユニットがお目見えすることに期待が高まる。

もちろんマツダが手掛けるのだからドライバビリティ、運転する楽しさも兼ね備えているに違いない。

マツダ CX-5▲キープコンセプトのまま世代交代を果たした現行2代目。改良が繰り返されて熟成が図られてきた。2021年の手直しではSUVテイストの強いモデルも加えられている

CX-5の火を消したくないマツダ

思い返せばCX-50やラージ商品群の投入を控えていた2021年。マツダはCX-5が今後も存続する旨をわざわざ言及した。

これはモデル廃止のうわさを独人歩きさせないための策で、現に同車は今日もマツダの業績を支える大切な存在であることに変わりはない。

次のモデルチェンジでは新たなハイブリッド技術を手に入れシャシーのアップデートとともに一歩前進する。次期型の発売が楽しみだ。

※2024年6月26日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2025年
■全長×全幅×全高:4580×1845×1680(mm)
■搭載エンジン:2.5L 直4 他
 

文/マガジンX編集部
写真/マガジンX編集部、マツダ