レクサス IS ▲左右ランプ間にシルバー仕上げのガーニッシュとスリットが追加され、LBXやLMに似た表情にアップデートされる見立ての新型IS。専用ボンネットフードを有するV8モデルも継続販売?

※当記事はムックハウス社の発行する雑誌「マガジンX」編集部より寄稿いただたものです。内容は雑誌の内容をWEB用に一部再編成しています。マガジンXの詳細は記事末のリンクをご確認ください

新型IS、次期型ではさらなるアップデート?

2013年に発売され3代目にして初めてHEVが設定された現行IS。かなりのロングライフモデルだが再びマイナーチェンジでアップデートされるという。

2020年の変更でエクステリアはドアパネルも含めて一新されたため、次の手直しは最小限にとどまるだろうが、それでも最新のレクサス顔を与えられることは興味深い。

フロントバンパーとラジエターグリルに手が加えられる模様。スピンドルグリルは存在感を強調すべく台形に近い輪郭へと一新される。

左右ヘッドランプの間にはLBX同様シルバー仕上げのブレード風ガーニッシュとスリットが設けられワイド感が強調される。

レクサス IS▲2013年のデビュー時にはスピンドルグリルとアロー型の別置きポジションランプが特徴に掲げられた。IS初のハイブリッド仕様も設定された
レクサス IS▲2016年のマイナーチェンジではグリルの上下比が見直され下半分が拡大されて末広がりの印象が強調された。室内ではインフォテインメント画面が拡大されている
レクサス IS▲2020年には外板パネルが一新され操安性と乗り心地にも磨きがかけられた。IS-F後継車のV8モデルは2022年に国内投入された

中国や欧州等ではすでに販売終了

パワートレインは整理されるようだ。電動化されていない2L直4ターボと3.5L V6は廃止され、量販モデルは2.5L直4ハイブリッドに集約される。

ただし、最高出力481psを発生する5L V8モデルは特例として販売される模様。

レクサス IS▲楕円形のバッジが省かれてLEXUSのバラ文字が新たに用いられるリアビューの予想図。次期ISでは一部ボディカラーも差し替えられるだろう

この改良版は、レクサスが次世代BEV(電気自動車)を投入する前の2025年に発売される公算が大きい。

まだBEVに移行できないもしくは移行したくないユーザー向けに販売される。

レクサスは2035年までにBEV専用ブランドに生まれ変わることを宣言している。すでにヨーロッパやオセアニア、中国ではISの販売は終わっている。

しかしながら、今後も日本やアジアで電動化時代への架け橋を担う1台としてロングセラー化するだろう。

※2024年5月24日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

文/マガジンX編集部
写真/マガジンX編集部、レクサス