新世代プラットフォームで登場する次期スズキ ラパン
カテゴリー: クルマ
タグ: スズキ / アルトラパン / ニューモデルスクープ!
2021/07/23
▲次期ラパンは、ヘッドランプが丸目から角丸のスクエア基調に戻される。行きすぎた可愛らしさはトーンダウンか。バンパー中央に台形インテーク、両側に縦長のスリットを配置かハーテクトは第2ラウンドに
現行ラパンが、2015年6月に発売されてから丸6年を迎えた。ジムニーとエブリイを除いて、スズキの軽量プラットフォームの「ハーテクト」が行き渡ったことで、第2ラウンドが始まる。その急先鋒となるモデルが、次期ラパンだ。
順当に考えれば、ハーテクトが初採用されたアルトが先陣を切ってモデルチェンジされるはずだが、新鮮味よりも低価格と定番のポジショニングがウリに掲げられているアルトに、スズキとしても世代交代を急ぐ必要はないと判断したのかもしれない。
次期ラパンだが、癒し系のネオレトロを核にしたコンセプトは受け継がれるだろう。ただし、ヘッドランプは丸みを帯びたまま異型に戻されるようだ。
しかも、上下に分割されたハウジングの下段は複数に分割されているから、もしかしたら対向車を避けて部分的に照射するアダプティブハイビームが新採用されるかもしれない。
▲2002年デビューの初代ラパン。丸みのある箱型フォルム。キルティング風のステッチが施されたシートがウリに掲げられた。2003年にはスポーツ色の強いターボエンジン搭載車「SS」が加わった
▲2代目は2008年に登場。シャシーが改良されて室内長が170mm、前後乗員間隔が75mm拡大された。インパネシフト化に合わせ、CVTが採用されて燃費向上が図られた。エクステリアはいま見ても古さを感じさせない
▲2015年デビューの3代目。新プラットフォーム、ボディカラーに応じてコーディネートされる材着ホイールアーチモール、カフェのカウンターを思わせるインパネの木目調ガーニッシュが見どころに挙げられるエンジンもスズキの最新ユニットに
NAモデルのみで構成されるラパンは、次のモデルチェンジでパワートレインが差し替えられる。1気筒あたり2個のインジェクターが配された、実燃費アップに重点がおかれたユニットになる。
現行ハスラーで初めて実用化され、ワゴンRにも横展開されたこのエンジンで走りもアップデートされる。
スズキは、愛らしさと両側スライドドアが自慢のワゴンRスマイルを2021年秋までにリリースする見通しだ。次期ラパンはそれに続くニューモデルとして、2021年度中に現れるだろうか。
※2021年7月16日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【諸元・スペック】
■予想発表時期:2022年2月
■全長×全幅×全高:3395×1475×1525(mm)
■搭載エンジン:660cc 直3