04 Limited Sazabys GEN

04 Limited Sazabys GEN × ランドローバー ディフェンダー

現在発売中の雑誌版「カーセンサー6月号」では、04 Limited Sazabys(フォーリミテッドサザビーズ)のベース&ボーカルとして、ロックシーンをけん引しているGENさんへのインタビュー記事を掲載している。

今回は紙幅の関係で収めることができなかったエピソードや写真を追加し、WEB用に再構成しお届け!

自他ともに認める大のバイク好きな彼ですが、最近は車に興味津々で、購入検討中なのだとか。今回は、まさに気になっているというランドローバー 新型ディフェンダーで、オフロード走行をしてきました。

04 Limited Sazabys GEN

ミュージシャン

GEN (04 Limited Sazabys)

げん/4ピースロックバンド 04 Limited Sazabysのベース・ボーカル担当。2015年にメジャー進出。2016年よりロックフェス『YON FES』を主催。2017年の日本武道館公演のチケットは即日完売。2018年にはバンド結成10周年を迎えアリーナツアーを敢行。ロックシーンをけん引する今大注目のバンド。ハイトーンボイスから繰り出されるグッドメロディーと疾走感溢れる楽曲、圧倒的なライブパフォーマンスは見る者の心をつかむ。

二輪から四輪に乗り替えて、オフロードコースを走行してみたい!

――GENさんのTwitterで、実家のご家族全員でオフロードバイクに乗っている写真を見ました。バイクがお好きなんですか?
そうなんですよ。物心ついた頃には父も兄もバイクに乗ってて、僕も幼稚園ぐらいの頃から、父に教わりながらポケバイでオフロードを走り始めてましたね。

――どちらかというと四輪よりも二輪がお好きなんですね?
や、そんなこともなくて、バイクも相変わらず好きですが、最近は「車欲しい熱」もビンビンに盛り上がってますよ! やっぱりオフロードが好きというか、愛知県のめちゃめちゃ自然豊かな場所で育ったせいか、土っぽい車が気になりますね。それこそ今回のディフェンダーとか、あとはジープのちょっと小さめなSUVとかは今、真剣に欲しいと思ってます。

――クーペとかはあまり興味ないですか?
そんなこともなくて、流麗なデザインのクーペはもちろんカッコいいなとは思います。でも、僕が子供だった頃から、まわりの大人の多くは車にサーフボードとか、それこそオフロードバイクを積んで走ってましたので、「車=モノが積める機械」っていうイメージがあるんですよね。

――三つ子の魂百までというか。
そうそう(笑)。また、僕自身もインディーズ時代は機材車に楽器を満載して走ったり、大学は映像系の専攻だったので、その機材を車に積んだりと、いずれにせよ「機材を運びがちな人生」を送ってきました(笑)。なので、どうしても「モノが積める車」に興味を持ってしまうというのはありますね。

04 Limited Sazabys GEN ▲今回はオフロードバイク用のコースに車を持ち込んで走行。タイトなコースを走り回るバイクにGENさんは夢中だった

――ちなみにインディーズ時代の機材車はどんな車だったんでしょうか?
バンドマンのご多分に漏れず、中古のハイエースでしたね。「やっぱアレがいちばん頑丈だろ!」みたいな感じで。おかげさまで今はバンドの機材車を自分で運転することはありませんが、インディーズ時代は、ツアー中はメンバーでじゃんけんをして「負けた人間が次の土地まで運転する。じゃんけんに負けたドライバーはライブの打ち上げには参加せず、十分な睡眠を取っておくこと!」というのは正直つらかったですが(笑)。

――インディーズバンドのあるあるですね!
まぁいい思い出ですが(笑)。そんなこんなで中古のハイエースは計3台をバンドとして購入して、そのどれもが故障せずに、全国各地を走ってくれましたね。

――そして先ほど、オフロードコースで現行型のランドローバー ディフェンダーに試乗したわけですが、お世辞ではなくお上手でしたね! 四輪車でのオフロード走行経験も豊富なんですか?
いやいや、四輪車でオフロードを走るのは初めてでした! でもバイクでは昔、それなり以上に走っていたということで、割とちゅうちょなく突っ込んでいけたのかもしれませんが。

――現行型ディフェンダーのオフロードでのドライブフィールはどうでした?
コースインする前は「後輪が持っていかれるかな?」と軽くビビってましたが、実際はぜんぜん大丈夫でしたね。異様なまでの安定性と、そして見た目はゴツいのにステアリングなどのタッチは軽いというか、優雅であることにびっくりしました。ディフェンダーというのは運転しづらい車だとばかり思ってましたが、最新世代のやつは本当に快適なんですね。

04 Limited Sazabys GEN
04 Limited Sazabys GEN
04 Limited Sazabys GEN

――もしもGENさんが現行型のディフェンダーを買ったら、どんなふうに使ってみたいですか?
どうだろうなぁ……。もうどんな使い方でもできる万能な車だとは思いますが、例えばスピーカーを積んで海に行って、みんなでバーベキューとかしたいですね。もちろん男だけじゃなくて、女子のみなさんとご一緒に。だって、こんなにカッコいい車買ったら、どうしたって見せびらかしたいじゃないですか(笑)。あ、もちろん荷物もたくさん載せられますしね。

――やわらかい雰囲気のGENさんと、ゴツいディフェンダーとの組み合わせは面白いというか、いい感じでした。
そうでしたか? だといいんですが! というのも、僕は音楽でも車でも“ギャップ”を大事にしたいんですよね。ポップだけど毒があるとか、カワイイけど尖ってる、みたいな。そういう意味で、僕みたいなのが、例えば空冷エンジンの古いフォルクスワーゲンとか乗ってても、「やっぱりそうですよね」みたいな印象にしかならないと思うんですよ。

――「お似合いですね」で、以上終了かもしれませんね。
でしょ? でもディフェンダーみたいな車に乗ればギャップというか、意外性と面白みが生まれると思うんですよね。そういった意味でもこのランドローバー ディフェンダーとか、あるいはジープの各モデルなんかには興味がありますね。

04 Limited Sazabys GEN

――ちなみに車やバイクの運転と「作詞作曲」って関係あったりしますか?
ありますね! 僕らがやってる音楽のテンポやビートは「車の加速感」と近い部分があると思いますし、ドライブ中に聴いてほしい――と思って作る場合もあります。そういったときにはスタジオにこもり続けるのではなく、車やバイクを走らせた方が、より良いモノが生まれる可能性は高まると思いますね。

――04 Limited Sazabysの楽曲を拝聴すると、近年のお若い人がやってる新世代のロックバンドではあるとは感じるのですが、それと同時にどこか懐かしいというか、「土っぽい」ニュアンスの空気や世界観も感じます。
そうですか? 意識してクラシックロックっぽくしているつもりはないのですが、かといって僕らは「新しい音楽をやりたい」というわけでもないんですよね。新しいだけの音楽ではなく――それこそランドローバーのディフェンダーにもどこか通じる――「古くならない音楽」を、これからも作っていけたらうれしいですね。

04 Limited Sazabys GEN
文/伊達軍曹、写真/篠原晃一
取材協力/オフロードビレッジ 埼玉県川越市中老袋295-5

- Information -
Blu-ray & DVD『YON EXPO’20』発売中!

[Blu-ray]COXA-1190/¥6,380(税込)
[DVD(2disc)]COBA-7221~2/¥5,500(税込)

※詳細は04 Limited Sazabys 公式HPをチェック!


伊達軍曹

インタビュアー

伊達軍曹

外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツ。