昨年レースクイーンデビューを果たした元ミニスカポリス! 大原がおりさんへインタビュー「グラビアとレースクイーン、“見せる”ものがぜんぜん違うんです」
カテゴリー: クルマ
タグ: 日産 / スカイラインワゴン / スペシャリストのTea Time / 河西啓介
2021/01/22
車で我々に夢を提供してくれている様々なスペシャリストたち。連載「スペシャリストのTea Time」は、そんなスペシャリストたちの休憩中に、一緒にお茶をしながらお話を伺うゆるふわ企画。
今回は、『出動!ミニスカポリス』にて一躍有名になり、昨年レースクイーンデビューも果たした大原がおりさんとの“Tea Time”。
語り
大原がおり
1976年2月、東京都八王子市出身。昨年OwltechLadyとしてレースクイーンデビューし話題に。1997年「出動!ミニスカポリス」(テレビ東京)3代目ポリスに就任し一躍人気となる。2005年には犬のファッションブランド「Otty」を立ち上げる。YouTubeにて「大原がおりの山姥チャンネル」配信中。
八王子で車に乗らない若者はいません(笑)
地元が八王子なんです。だから車好きっていうか、八王子では若者は全員車に乗るんですよ(笑)。
私も18歳になった瞬間に免許を取りました。実家は「大原青果店」という八百屋で、家に商用のハイエースがあったんですけど、そのころサーフィンブームだったからワゴンに乗りたくて。
ほんとはマークⅡバンかセド(リック)バンがよかったんだけど、高校卒業したばかりで高くて買えなくて。代わりにスカイラインワゴンを買いました。平成元年モノで29万円。安いでしょ(笑)? それで出会いを求めて海に行って(笑)。
そのあと20歳で「ミニスカポリス」でテレビに出るようになって、都心に引っ越したので車は売っちゃったんですけど、24歳のとき、両親にエスティマルシーダを買ってあげました。父がトヨタ車好きですごく欲しがってたので。人生最大の買い物です(笑)。
必死の売り込みが実って44歳のレースクイーンに
先日、念願だったレースクイーンをやらせてもらいました。スポーツ新聞やネットでも「44歳のレースクイーン」って取り上げてもらって、久々に話題になりました(笑)。
きっかけは5~6年前、サーキットに遊びに行ったときに「レースクイーンってカッコいいな」って思ったこと。コスチュームも素敵だけど、しっかりスポンサーさんの名前を宣伝しているんだということがわかって、すごく意味のある仕事なんだなって。
昔からお世話になってるレーサーの脇阪寿一さんに「レースクイーンやりたいです」って話したら、「わかった。オレが監督になったら起用するよ」って言ってくださったんですけど、その後ぜんぜん声がかからなくて……(笑)。
そうか、待っててもダメなんだな、と気づいて、脇阪さんのツイッターに「レースクイーンってカッコいいですね。私もやりたいな~」ってコメントしたり、トドメは自分のYouTubeで脇阪さんに電話して「ホントにやりたいんです!」と直談判。「そんなにヤル気があるなら……」と、ついに(笑)。
スポンサーさんの了解も得られ、トヨタ 86レースの最終戦でデビューすることになったんです! コスチュームが着られるように、背中鍛えたり足を引き締めたり、急ピッチでトレーニングして。それからかなり大変でしたけど……。
見せるのは自分の身体ではなくスポンサーロゴ
レース前日はとても緊張しました。胃が痛くなって、「やっぱり私、できない」って、逃げ出したくなって。思った以上にプレッシャーを感じてたんですよね。
でも、サーキットでは同じチームの武田美憂ちゃんがすごく親切に教えてくれて、おかげでなんとか土日2日間やりきることができました。
これまでグラビアの仕事はたくさんやってきたけど、レースクイーンはポーズがぜんぜん違うんです。
グラビアは自分をアピールするから胸もグイってやっちゃいますけど、レースクイーンがそれをやったらスポンサーロゴが見えないからNG。足を前にすっと伸ばす立ちポーズもブーツのロゴを見せるためなんだなってわかって、すごく勉強になりました。
初めてのレースクイーンは、とにかく感動の体験。チームで戦うおもしろさや人間模様がわかるとどんどんモータースポーツにハマるし、魅力を伝えたいって気持ちも湧いてきました。
もっと筋トレしてカッコいい体型になって、来シーズン“45歳のレースクイーン”やりたいです。また監督にプレゼンしなきゃ!
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