レクサス IS500 ▲タイトなエンジンベイにV8ユニットが押し込まれる、IS500。歩行者保護対策として、膨らみの大きい専用フードを採用か。実際には、ドアパネルもリニューアルされて、モデルチェンジ並みの真新しさが演出される

北米のニーズに応えて登場

2020年2月7日にお伝えした、レクサス ISの大規模マイナーチェンジ。登場から7年を迎えようとしている大チェンジを機に、5L V8モデルが投入されるようだ。

大排気量エンジンの投入に、「IS-Fが帰ってくる」といった報道も一部で見られるが、残念ながら正しくない。正確には、IS500がラインナップされる。

シリーズ最高峰の大排気量モデルにとどまるということだ。それでも内外装がスポーティに仕立てられる、「Fスポーツ」は設定される見込みだ。

残念ついでにお伝えすると、いまのところ、このV8モデルに右ハンドル車が用意される予定はないという。つまり、海外専売車としてラインナップされる。おそらくメイン市場は北米となるだろう。


レクサス RC-F▲5L V8ユニットは、かつての「IS-F」や、現行「RC-F」に搭載済みだが、IS500に与えられるユニットは、ディチューンされてマイルドなスペックを掲げる可能性が大。写真はRC-Fに搭載されているもので、最高出力481ps、最大トルク535N・mを発生

トヨタもいよいよフル電動化

マイナーチェンジ版ISは、2020年10月から生産が始まって、3年間のモデルライフが想定されている。

一方で、トヨタは2023年までにEVセダンを投入する予定で、開発を進めている。この車が事実上の後継車として登場した後、ISはモデル廃止になるかもしれない。

なお、2019年に計画されていた生産終了が先送りされたGSは、新型IS投入に合わせて廃止される。

※2020年4月13日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2020年10月
■全長×全幅×全高:4720×1810×1425(mm)
■搭載エンジン:5L V8
 

text/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部、トヨタ