▲2016年12月14日に発売開始となったトヨタ C-HRが、今後のコンパクトSUV市場を牽引していくのは間違いありません。C-HRの登場で中古コンパクトSUVも盛り上がりそうです! ▲2016年12月14日に発売開始となったトヨタ C-HRが、今後のコンパクトSUV市場を牽引していくのは間違いありません。C-HRの登場で中古コンパクトSUVも盛り上がりそうです!

中古車でもC-HRに負けない魅力的なコンパクトSUVが見つかります!

トヨタ C-HRがついにデビューしました。2010年に登場した日産 ジュークが日本はもちろん欧州でも大ヒット。これに続けと国内外のメーカーが相次いで魅力あるモデルを投入しています。

世界的にコンパクトSUV市場が活況を呈している中で、トヨタは沈黙を守っていました。そんなトヨタが満を持して動いたのが2014年のパリサロン。出展されたコンセプトモデルを見て、世界中が大きな期待を寄せました。

日本のファンに初公開されたのは2015年の東京モーターショー。デビュー間近の新型プリウス、コンパクトFRスポーツコンセプトのS-FRとともにメインステージに展示されたC-HRコンセプトを一目見ようと多くの人がステージ前に陣取ったのを覚えている人もいるでしょう。

▲コンパクトなボディにボリューム感を盛り込んだリアスタイルはSUVならでは。さらにハイブリッドモデルは30.2km/L(JC08モード)という低燃費を実現! ▲コンパクトなボディにボリューム感を盛り込んだリアスタイルはSUVならでは。さらにハイブリッドモデルは30.2km/L(JC08モード)という低燃費を実現!


ニューモデルとなるC-HRはコンセプトカーのデザインをほぼ踏襲する形で登場。発表前から大きな話題となりました。C-HRは、コンパクトSUV市場をさらに盛り上げることは間違いありません!

話題のモデルが登場すると、ライバルモデルの注目も一気に高まります。
「思い切って新車でC-HRを買うか」
「やっぱり予算的に新車は難しいから低走行で状態のいい中古車を探そうか」
「C-HRの新車価格があれば中古車ならもっといいものが買えるんじゃない?」
きっとカーセンサーnetを見ながらいろいろ想像を広げている人も多いでしょう。そこでC-HRに注目している人のために、盛り上がり必至のコンパクトSUVの魅力を探っていきましょう!

魅力その1:デザイン性が高い

C-HRはコンセプトカーからデザイン性の高さに注目が集まりました。コンパクトSUVには他にもデザインが美しいもの、個性的なスタイルをしているものがたくさんあります。

ボリューム感あるボディが特徴のジューク。躍動感あるデザインのCX-3。輸入車に目を向ければ、スポーティな雰囲気を高めたBMW X1や高級感を際立たせたメルセデス・ベンツ GLAなど、個性の豊富さは大型SUVをしのぐと言っても過言ではありません。

▲コンパクトSUVブームの火付け役となったジュークは、上下2段のフロントライトとボリューム感あるボディが特徴。インテリアのセンターコンソールはオートバイの燃料タンクをイメージしたデザインに ▲コンパクトSUVブームの火付け役となったジュークは、上下2段のフロントライトとボリューム感あるボディが特徴。インテリアのセンターコンソールはオートバイの燃料タンクをイメージしたデザインに

魅力その2:取り回しがしやすい

クロカン的なたくましさとセダンやクーペなどの美しさを融合させたSUVは、車高(ヒップポイント)が高く、渋滞などでも遠くまで見渡せるため運転がしやすいという人が多くいます。一方で車体が大きいため、街中や駐車場などでの取り回しに苦労することも。そんな車体の大きさに不安を感じている人にこそオススメしたいのがコンパクトSUV。

コンパクトSUVは、ほとんどのモデルが全幅1800mm以下。輸入車の一部は1800mmを超えていますが、それでも全幅はかなり抑えられています。街中はもちろん、路地裏の狭い道でも大型のSUVに比べて気を使わず運転できるから、余計なストレスが少なくなります。

▲スズキ イグニスの全幅は1690mm。いわゆる5ナンバーサイズなので取り回しの良さは抜群。それでもボリューム感あるデザインを実現しているのはすごい! ▲スズキ イグニスの全幅は1690mm。いわゆる5ナンバーサイズなので、取り回しの良さは抜群。それでもボリューム感あるデザインを実現しているのはすごい!

魅力その3:維持費が安い

ボディが小さいぶん車両重量も軽くなるため、コンパクトSUVに搭載されるエンジンは小型のものが多くなります。国産車だと1.5L以下のものが中心に。そのため2Lクラスや大型SUVに比べて毎年の自動車税が割安に。

車両重量が1.5t以下なら車検時に納める自動車重量税も1.5tを超えるものより安くなります。ちなみに2LクラスのSUVになると1.5tを超えるものが多くなります。

▲マツダ CX-3に搭載されるディーゼルエンジンは1.5L。毎年の自動車税は3万4500円になります(1L超~1.5L以下)。国産コンパクトSUVはこの区分に入るものが多いのが特徴 ▲マツダ CX-3に搭載されるディーゼルエンジンは1.5L。毎年の自動車税は3万4500円になります(1L超~1.5L以下)。国産コンパクトSUVはこの区分に入るものが多いのが特徴
▲1.5Lガソリンエンジンと1.5Lハイブリッドがあるホンダ ヴェゼル。ハイブリッドのJC08燃費は27.0km/L(2WD)に。流通している中古車の8割近くがハイブリッドです ▲1.5Lガソリンエンジンと1.5Lハイブリッドがあるホンダ ヴェゼル。ハイブリッドのJC08燃費は27.0km/L(2WD)に。流通している中古車の8割近くがハイブリッドです


取り回しがよく経済性にも優れるコンパクトSUV。バリエーション豊かなデザインも見ているだけで楽しくなります。扱いやすいモデルが欲しいとハッチバックを探している人も、個性的なモデルがないかなと考えている人も、そしてアウトドアを楽しみたいけれど大きなモデルまでは必要ないという人も、これからがぜん盛り上がるコンパクトSUVに注目してみてください!

text/高橋 満(BRIDGE MAN)
photo/トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、スズキ