▲角丸デザインのボディをまとうコンテ後継車はコペンやキャスト同様、ボディと外装パーツのコーディネーションが楽しめる施策も用意されるだろう ▲角丸デザインのボディをまとうコンテ後継車はコペンやキャスト同様、ボディと外装パーツのコーディネーションが楽しめる施策も用意されるだろう

ダイハツ起死回生のモデルとなるか

ダイハツに元気がない。2014年後半から新型車攻勢をかけたものの、明るいニュースは、キャストを発売1ヶ月で2万台売ったことくらいだ。巻き返しを図る同社は、2016年にもニューモデルを発表する。

その中でも注目は、ムーヴコンテの一新だ。カクカクシカジカのCMでおなじみの現行モデルは、2008年夏に登場した。ムーヴをベースに、直線基調の外観デザインやフランス人デザイナーが手がけたプレミアムソファシートで一定の支持を獲得。

しかし、すでに発売から7年が経過しており、マイナーチェンジや特別仕様車などのカンフル剤が効きにくくなっている。

▲2015年の東京モーターショーで登場したコンセプトモデルのHinata。角丸のボディといい、ムーヴコンテを彷彿とさせるのはスクープ班だけだろうか ▲2015年の東京モーターショーで登場したコンセプトモデルのHinata。角丸のボディといい、ムーヴコンテを彷彿とさせるのはスクープ班だけだろうか

後継モデルのヒントになりそうなのが、東京モーターショーに出展されたHinataだ。資料には、「デザイン性とスペース機能の融合による新しいラウンドデザインの軽自動車」とあり、ショー向けの演出として両側観音開きドアと、多彩なシートアレンジが採用されていた。さすがに市販時には、これらの装備は現実的なものに差し替えられるだろうが、どこまでHinataの要素が盛り込まれるかは楽しみだ。

現行コンテは、旧世代設計のため、市場で人気のスマートアシストがつかないという弱点を抱えている。これも新世代シャシー&コンポーネンツへの移行によって解消されると期待。現行モデルに見られる直線基調のアイデンティティを継承し、ムーヴの最新技術をほぼ流用して、2016年夏にも発売されるだろう。

▲カクカクシカジカのCMで話題を呼んだ現行コンテ。後継車では最新の装備が与えられ、燃費性能、安全性能ともに大きく向上されるだろう ▲カクカクシカジカのCMで話題を呼んだ現行コンテ。後継車では最新の装備が与えられ、燃費性能、安全性能ともに大きく向上されるだろう


※2015年12月10日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
 

【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2016年6月
■全長×全幅×全高:3395×1475×1670(mm)
■搭載エンジン:660cc 直3

text/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部、ダイハツ