新型プリウスPHVは次期プリウスとは全然違う顔になる!?
2015/06/01
新型プリウスPHVは次期プリウスよりもMIRAIに似た顔つきになる?
今年デビューする国産車の中で最大の目玉となるのは次期プリウスだろう。秋の発売に向けて着々と準備は進んでいるが、ここへ来て顔違いモデルの存在が浮上。調べてみると、1年遅れで登場するプリウスPHVのフロントマスクであることが判明した。
上のイラストをご覧いただきたい。プリウスファミリーの一員というよりは、MIRAIの親戚っぽく見える。プリウスの派生車でありながら、なぜ、ここまで表情が異なるのだろうか。
プリウス標準車は、釣り上がったヘッドランプと、そこからバンパー下部に至る特徴的なガーニッシュが配される。PHVには、その面影がまったく見られない。
例えば、ヘッドランプにはMIRAI同様、4灯式LEDタイプが採用されて、すっきりした表情が作り出される。また、バンパー前面はピアノブラックのガーニッシュで覆われてスポーティな印象だ。バンパー両端には、LEDデイライトとターンシグナルが配され、これまたMIRAIを連想させるデザインとなる。
ここまでの差異化が図られる原因は、現行モデルにある。販売面で思いのほか、苦戦しているのだ。現行PHVは発売から丸2年を迎える前に、インテリアを中心とした質感アップが図られただけでなく、外見にもオリジナルパーツが用いられてプリウスとの差別化に力が注がれた。
これは、「標準車より高額なPHVを買ったのに、見た目にそれがわかりにくい」というユーザーからの不満の声を受けて施された対策だろう。新型では、この反省を踏まえ、プリウス標準車とは違う車であることがアピールできるよう、意図的に異なるデザインに仕立てられるようだ。部分的にMIRAIに似るのは、ハイブリッドカーと燃料電池車の間に位置することを演出してのことか。
サイド&リアビューでは、現行モデルと同様に、ボディ側面を走る前進感を表現するプレスラインが設けられるものの、傾斜の角度が抑えられて「怒り肩」に見えないよう改善される。ショルダーの造形にも注目だ。つまみ出したかのような立体的な形状が織り込まれ、その下でドアパネルとリアフェンダーが凹面を描く。
リアコンビランプの一部はハッチゲート垂直面のサブウインドウに食い込み、スポイラー後端を横断する導光LEDラインとともに斬新なイメージがもたらされる。リアバンパー左右のエアダクトのような処理とディフューザーを思わせるアンダーガーニッシュが、リアビューをスポーティに演出。ハッチゲート開口部が現行モデルより下がって、楽に荷物の出し入れができるようになったのも朗報だ。
最後に気になる燃費の情報を。PHVは標準車よりも大型のバッテリーが搭載され、満充電時のEV走行距離が現行の26.4kmから劇的に伸び、60kmに達するとの情報もある。なお、モーター走行時の最高速は100km/hに据え置かれる。
※2015年6月1日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2016年11月
■全長×全幅×全高:4450×1745×1475(mm)
■搭載エンジン:1.8L 直4+モーター
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