▲次期ラパンもネオレトロな雰囲気を受け継ぐようだ。愛らしさも併せ持ち、女性ユーザーの注目を引きつけることは間違いない ▲新型ラパンは、ネオレトロな雰囲気を受け継ぐようだ。愛らしさも併せ持ち、女性ユーザーの注目を引きつけることは間違いない

ネオレトロの代表格が最新の環境性能を手に入れる

2008年のデビューから早7年、やや取り残された感が否めなかったスズキ ラパンに動きがあるようだ。

ネオレトロ商品の先駆車として、独自のポジションを築き上げたラパン。2014年にライバルであるダイハツ ミラココアがマイナーチェンジしたことを受け、スズキは2015年にもラパンを一新する公算が高い。

▲写真は現行ラパン。初代ラパンに比べ延長されたホイールベースにより伸びやかな印象が強められた。またウサギ(ラパンとはフランス語でウサギの意)マークも初代と比べ、増やされている ▲写真は現行ラパン。初代ラパンに比べ延長されたホイールベースにより伸びやかな印象が強められた。またウサギ(ラパンとはフランス語でウサギの意)マークも初代と比べ、増やされている

最大の魅力であるレトロな味わいはきちんと受け継がれるようだ。一部グレードには丸目ヘッドランプが採用か。軽自動車マーケットで先陣を切って10年以上も前から設定してきた2トーンカラーも、引き続きラインナップされるとみられる。

パワートレインは、スズキの新世代ユニットであるR06A型エンジンを搭載予定。2014年12月にデビューした新型アルトゆずりの軽量プラットフォームが起用されて大幅な進化を遂げる。

アイドリングストップ中にも冷風が吹き出すエコクール、減速エネルギーを回生して電気に変換するエネチャージなど、スズキ独自の技術が導入されるだろう。上級グレードには、モーターがエンジンパワーを補って一段と燃費が改善されるSエネチャージが採用される可能性もある。

周知のとおり、2015年4月以降、新車購入時の軽自動車税が引き上げられる。逆風が強くなる環境で、どれだけユーザーの心を引きつけられる商品を投入できるかが、今後のシェア拡大のカギだ。新型ラパンの登場が楽しみだ。

※2015年1月20日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2015年7月
■全長×全幅×全高:3395×1475×1520(mm)
■搭載エンジン:660cc 直3

text&photo/マガジンX編集部