▲21世紀版ヨタハチでは、コンバーチブルモデルの追加があらかじめ予定されているようだ ▲21世紀版ヨタハチでは、コンバーチブルモデルの追加があらかじめ予定されているようだ

21世紀版ヨタハチには2ドアクーペ以外のボディも用意される?

2014年7月22日の記事でお伝えしたトヨタのFRスペシャリティカー、21世紀版ヨタハチの続報だ。

21世紀版ヨタハチの開発は続いており、3台目となるテスト車両が組み付けられたことが新たにわかった。今回ベースとなったのは、カローラアクシオだ。このことからも21世紀版ヨタハチがハッチゲートを持たず、独立したトランクルームを有するノッチバッククーペであることがわかる。

テスト車であるカローラアクシオのホイールベースを115mmほど短くし、2485mm程度に短縮。当然、余分なパーツも取り外され軽量化されている。車重は1トン程度に抑えられているようだ。

▲ボディが短縮された黄色いカローラアクシオ。これが21世紀版ヨタハチのテスト車であり、中にはプロペラシャフトが搭載されてFR化されている ▲ボディが短縮された黄色いカローラアクシオ。これが21世紀版ヨタハチのテスト車であり、中にはプロペラシャフトが搭載されてFR化されている

さらに、このテスト車両に関して興味深い情報がある。開発陣はこの車両をトミー・マキネン氏(元トップラリースト)に試乗させているのだ。北海道士別のテストコースで運転したマキネン氏は、「グッドハンドリングマシンだ!」と絶賛したとか。

最後にとっておきの情報を。21世紀版ヨタハチには、コンバーチブルや足回りやボディをチューニングしたG’sモデルもラインナップされる。86では、プラスαのボディ補強が必要なG’sもコンバーチブルも実現できなかったことを反省して、その雪辱をヨタハチで晴らそうとしているかのようだ。

前回お伝えしたとおり、川崎重工に生産を委託するという案もあったが、現在は自社の工場かトヨタ自動織機で組み立てることが検討されているようだ。21世紀版ヨタハチのラインオフに関してはまだ流動的だが、2017年が有力だ。

※2014年10月28日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2017年
■全長×全幅×全高:3995×1695×1320(mm)
■搭載エンジン:1.2L 直4+ターボ他

text&photo/マガジンX編集部