ターボという過給器で驚くべきパワーを発するエンジンが多数存在する
そのパワーは多くのドライバーをターボの虜にした
環境問題や経済性からターボに陰りを感じた時代もあったが
新生代ターボの登場で再ブームの兆しが大である
ターボ崇拝者たちよ、今こそターボ車に再び乗ろうではないか
燃費や環境も気になるあなたにオススメ
最新技術が相反する要素を高次元で両立
 
極低回転から発生する1~2クラス上のトルク
 ターボならではのパワーと経済性や環境性能という相反した要素を両立させているのが最新のターボ車である。筒内直接噴射という新技術と、高度化したエンジン制御が、燃費が良く排気ガスもきれいでさらにパワーもあるエンジンを実現している。
  筒内直噴エンジン+ターボの採用はドイツのメーカーが積極的。ここで登場するプジョーにしてもミニクーパーSのターボエンジンと共通になっている。国内メーカーではマツダやスズキが直噴ターボを設定する。
  直噴ターボの特徴は高い圧縮比と極低回転から最大過給を得られる設定とすることで、低い回転から大トルクを発生している点。それだけにターボというより、トルクのある1~2クラス上の排気量エンジンのような乗り味。そのトルクを生かすセッティングや、直噴される燃料による燃焼室内の冷却効率が上がり、無駄な燃料を使わないので燃費も良く、また高い圧縮と直噴ならではの燃焼効率の良さで、排気ガスもきれいとなるのだ。
 
 
プジョー 207GT(現行)
エンジン形式 直列4気筒DOHCターボ
最高出力 150ps/5800rpm
最大トルク 24.5kg-m/3500rpm
10・15モード燃費 12.6km/L
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マツダ アテンザ2.3マツダスピード4WD(現行)
エンジン形式 直列4気筒DOHCターボ
最高出力 272ps/5500rpm
最大トルク 38.7kg-m/3000rpm
10・15モード燃費 11.0km/L
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フォルクス・ワーゲン ゴルフ GTI(現行)
エンジン形式 直列4気筒DOHCターボ
最高出力 200ps/6000rpm
最大トルク 28.6kg-m/5000rpm
10・15モード燃費 12.6km/L
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アウディ A4アバント 2.0TFSIクワトロ(現行)
エンジン形式 直列4気筒DOHCターボ
最高出力 200ps/3600rpm
最大トルク 28.5kg-m/5000rpm
10・15モード燃費 9.8km/L
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BMW 335iツーリング(現行)
エンジン形式 直列6気筒DOHCターボ
最高出力 306ps/5800rpm
最大トルク 40.8kg-m/5000rpm
10・15モード燃費 8.6km/L
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Report /石井昌道、坪内英樹 Photo /今村公則
※この記事は、カーセンサー関東版23号(2007年11月22日発売)の特集をWEB用に再構成したものです