調査報告書 2013年1月
File No.160

日産 コンパクトスポーツ

※2013年1月10日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

日産 コンパクトスポーツ予想イラスト|ニューモデル速報
日産 コンパクトスポーツ予想イラスト フロント|ニューモデル速報トヨタ 86|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

予想発表時期2015年
●全長x全幅x全高:4350×1780×1530(mm)
●搭載エンジン:2L 直4+モーター

日産のコンパクトスポーツはハイブリッド

トヨタ 86(写真右下)/スバル BRZの販売が好調だが、ミニバン全盛の今でもGT-RやフェアレディZ、スカイラインクーペなどの2ドア車を擁する日産が黙っているはずがない。あのシルビアの後継車となるスポーツモデルのうわさが浮上してきた。

86/BRZに対抗するべく、当然FRイメージの強いシルビア後継モデルも後輪駆動で登場するだろうと思いきや、日産に詳しい事情通いわく「小型FRスポーツを復活させる話は聞いていない」とのこと。

確かに、いくら86/BRZが販売好調とはいえ、この状況がいつまで続くかわからない中、新たにFRシャーシを開発することはリスクが高い。しかも日産が販売的に強い中国では小型スポーツ自体の需要は少なく、また政治的に販売自体の先行きも不透明だ。では、日産が復活させるという小型スポーツはどういうものになるのか。

FRでないとすれば当然プラットフォームはFFベースとなる。FFだから楽しい車が作れないことはないが、ライバル車に比べインパクトが少ないのは事実。たとえば86/BRZに現時点で存在しない過給器付きハイパワーエンジンを搭載しても話題性という面では弱い。果たして日産はどのような巻き返しを図るのか。

ずばりパワーユニットに「スーパーチャージャー付きエンジン+モーター」を採用するハイブリッドスポーツだとしたらいかがだろう。日産は、2012年10月に行った先進技術説明会でFFハイブリッドシステムを発表した。このシステムを採用したハイブリッドスポーツならば、インパクトは強いはず。実際はまだ日産社内で試行錯誤をしている段階だというが、今後の動向に注目したい。

以上