第221回 日産 NVバネット200(現行型) 【おいしい中古車】

■乗用･商用兼用の5ナンバーサイズミニバン

自動車は、大きく乗用車と商用車に分けられ、人や荷物といった乗せるものの違いによって、つくりが大きく異なります。そのほか、ナンバープレートも乗用車は500、商用車は400など、見た目にも違いがあります。今回は、そんな乗用･商用の2タイプを用意する、日産のNV200バネットをご紹介します。

NV200バネットが登場したのは、2009年の5月。乗商兼用の5ナンバーサイズ車としてデビューしました。最大の特徴は、とても商用とは思えないスタイリングでしょう。特にフロントマスクのシャープなデザインは、他のミニバンなどに比べてまったくひけをとらない高いデザイン性をもっています。
通常、乗用車と商用車では、静粛性や乗り心地といった快適性が大きく異なりますが、このNV200バネットは、乗用車を基準に開発されています。

サスペンションは、フロントに高周波振動を減らすリップルコントロールショック、リアには新設計のリーフリジット式を採用。カーブなどではしっかり粘り、段差や荒れた路面ではショックを抑えるといった、快適な乗り心地を実現しています。

また、静粛性に関しても“ペンデュラムエンジンマウント”や防振サブフレームを採用。アイドリング時から市街地走行、高速走行時などにおいて、乗用車と同等レベルの高い静粛性を実現しています。

エンジンは、直4の1.6Lエンジンで、ミッションは4AT。10･15モード燃費は13.2km/Lとなっています。その他装備面に関しては、EBD(電子制御制動力配分システム)やABS＋ブレーキアシスト、運転席＆助手席SRSエアバッグシステムが装備されるなど、安全面においても抜かりはありません。

さらに、瞬間燃費や平均燃費などが表示され、エコドライブにも役立つ車両情報ディスプレイが標準装備されるなど、商用兼用とはいえ、装備も充実しています。

■登場から3年で、半額以下の中古車も登場！

さて、そんなNV200バネットですが、先に述べたとおり、登場が2009年の5月なのです。ということは、今月でちょうど3年。初回車検時に買い替える人も多いので、このタイミングは流通量が増え、相場が下がる時期でもあるのです。

例えば、ベーシックグレードにあたる16S。このグレードの当時の新車価格は186.4万円なのですが、実はすでに100万円以下の中古車も登場してきています。走行距離こ6.3万km＋修復歴なしで85万円。つまり100万円以上安いわけです。

この中古車は当然半額以下になるわけですが、今の時点(GW明け)でこの状態なのですから、みなさんがこの記事を見て、実際に探すタイミングでは、流通量も増え、さらに安くておいしい中古車が出ているかもしれません。新しくて安いミニバンをお探しなら、このNV200バネットはかなり狙い目だと思いますよ！

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