国産コンパクトカーを新車で買う予算で得られる満足

新社会人にとって100万円台の車を買うことは、容易なことではないかもしれません。でも、車のある生活がもたらす“ゆとり”はかけがいのない思い出づくりにひと役買うこと間違いありません。独身のうちに、若いうちに、ちょっとだけ無理してみるのも悪くありませんよ。コストパフォーマンスに優れていながら、新社会人とは思えない贅沢な選択肢に周囲との差別化も図れます。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。

第5位はM・ベンツ SLクラス(旧型)。「M・ベンツ」、「オープンカー」、「最高級モデル」とセレブ感漂うキーワードがそろっていますが、今ならまだ程度の良いものが100万円台で狙えます。デビューから20年近く経っていますが優れた“基本”性能のおかげで、いつまでも愛し愛される名車です。さらに年を重ねていくと、コレクターズアイテムと化すかもしれません。新車時価格が高かったのでパーツ代も安くありませんが、維持していければ立派な趣味車になってくれます。

第4位はVW トゥアレグ(旧型)。「大衆」向けであるはずのVW車ですが、ライバルを凌駕する高級感で攻めた1台です。基本設計はポルシェ カイエン、アウディ Q7などと同じで文句のつけどころは一切ありません。100万円台半ばから狙える車には到底見えません。友人や同僚、先輩、上司、誰を乗せてもオールマイティに喜んでもらえることでしょう。オフロード性能を確保しながら、オンロードでの快適性、走破性は高級セダンさながら。さぞモテるでしょうねぇ(笑)。

第3位はBMW 3シリーズ(旧型)。いつの時代も、コンパクトスポーティセダンの模範的存在です。まだまだ新しめの車で100万円そこそこで狙えて、BMWらしいスポーティさを満喫できます。絶対的速度のスポーティさではなく、ドライバーの要求に真っ当に応える走りっぷりに快感が漂い、気持ち良さをもたらしてくれます。コンパクトボディとはいうもののとくに窮屈なわけではなく、贅沢な足として活躍してくれることでしょう。家庭をもっても乗れますし。

第2位はトヨタ ハリアーハイブリッド(絶版)。ハイブリッドは省エネのために開発された技術かもしれませんが、新しい動力源としての可能性を見せつけてくれたのがハリアーハイブリッドです。このサイズのSUVとしては「低燃費」を実現しながら、電気モーターと内燃式エンジンの組み合わせがもたらす加速力に驚かされるでしょう。最近流行りであるエコ性能に加えて、SUVとしての使い勝手の良さも手にできます。しかも、新社会人でも狙える価格帯で!

第1位はアウディ オールロードクワトロ(絶版)。当時のA6アバントをベースに最低地上高を高めたクロスオーバー車としてデビューしました。しかし、単に背が高くなっただけではありませんでした。2.7Lツインターボエンジンはシームレスな加速で、200km/h巡航を前提にした足回りが奢られています。もちろん、ステーションワゴンとしての使い勝手の良さをもっていますから、どんなシーンでも活躍してくれます。抜群のコストパフォーマンスがウリです!

Report/古賀貴司