調査報告書 2011年5月
File No.081

トヨタ アベンシス

※2011年5月12日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

トヨタ アベンシス|ニューモデル速報
トヨタ アベンシス インパネ|ニューモデル速報トヨタ アベンシス先代モデル|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

ワゴンモデルに絞り復活! 英国初のミディアムトヨタ

トヨタブランドなのにイギリス生まれのDセグメントカー、アベンシスが、先代モデルの販売終了から2年半を経て、日本市場に帰ってくる。しかも今回は3チャンネルでの販売が予定されている。

先代はセダンとワゴン(写真右下)が輸入されていたが、今回はワゴンのみに絞られる。ここが3チャンネルで販売されるゆえんだ。ネッツ店に加え、トヨタ店とトヨペット店でも扱われることになる。

トヨタ店/トヨペット店には、カルディナやクラウンワゴンといった低年式ステーションワゴンを所有する顧客がいる。その受け皿を用意することが、今回のアベンシス導入の目的。そう考えると、カローラ店が販売チャンネルに含まれないのも納得。商品群にカローラフィールダーが存在しているからだ。

今回導入されるアベンシスだが、2Lエンジン搭載のXiのみというモノグレード展開。おまけにボディカラーは、白・銀・黒の3色で、華やかな色は一切ない。また、ステアリングコラム設置のランプおよびワイパースイッチは、輸入計画が小規模なためか、欧州仕様のまま持ち込まれる。つまりウインカーは左側に設置されるということ。

インテリア(写真右上)は、シンプルで質実剛健な印象が強い。しかしながら、欧州仕込みのサポート性の良いシートや広大なラゲージスペースは、実用車としてはこの上ない魅力となるだろう。新型アベンシスは5月24日に発売のアナウンスが行われる予定だが、英国における生産・輸送の関係で、ユーザーの手元に納車されるのは秋以降になるようだ。

以上