オススメ銘柄 注目の車のなかから最もお得なグレードを導き出す|日刊カーセンサー

今週の注目銘柄:日産 スカイライン

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■走りを磨いて“らしさ”を取り戻した
日産 スカイライン|日刊カーセンサー
2001年に登場した旧型のスカイラインは、シリーズ初のV6エンジンを搭載したモデルだった。ボディも大型化され、スポーティではなく、ラグジュアリー色が強かった。

2006年にFMC、現行型スカイラインはラグジュアリー感はそのままに、ボディ剛性を向上し軽量なアルミ製パーツなどを採用することで走りに磨きをかけ、スカイラインらしさを取り戻している。

エンジンはV6の3.5Lと2.5Lに5ATが組み合わされた。しかし2010年1月のMCで3.5Lは3.7Lへと変更、ミッションは7ATにスイッチ。装備によってタイプS、P、SP、Vなどのグレードを用意する。
相場の傾向と対策|日刊カーセンサー
■MCをきっかけに流通台数が増加し、値落ちが加速
日産 スカイライン 相場表グラフ|日刊カーセンサー

グラフの分析結果は

価格 平均価格228万円付近で2カ月程度足踏みをしていたが、MCをきっかけに220万円まで下がった
台数 年末から130台付近をキープしていたが、MC後にグーンと増え150台を超えている
距離 今回増えた中古車は走行距離の多い物件が中心だったようで、平均値も2.3万kmから2.5万kmまで延びている
セダンとクーペの2つのボディタイプをラインナップする現行型スカイライン。セダンが2006年11月、クーペは2007年10月に登場している。世相を反映し、セダンが158台、クーペが51台と中古車の流通量は少なめだ。

値動きが活発なセダンの価格帯は119万〜358万円、平均相場は220万円まで下がっている。物件のほとんどがMC前の前期型でグレードは、スタンダードな250GTが最多、次いで最上級グレードの350GTタイプSP。年式では2007年式が中心となる。4WD車は2.5Lに設定されているものの、中古車の流通台数は非常に少ない。
買いのグレード|日刊カーセンサー
■標準グレードの250GTでも十分楽しめる
日産 スカイライン|日刊カーセンサー 日産 スカイライン 相場表グラフ|日刊カーセンサー
おトク度 台数 相場
おトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサー 55台 139万〜269万円
新車時価格280万円スタートのスカイライン。中古車として流通しているのは、実質前期型のみなので、3.5Lと2.5Lのどちらかをチョイスすることになる。車好きが好むモデルだけに最上級グレードの350GTタイプSPの流通量が多いのも特徴だ。

しかし今回オススメするのは中古車の流通量が最も多いスタンダードな250GT。その理由は素のグレードであってもスカイラインらしい“運転する楽しさ”が十分味わえるからだ。もちろん、パドルシフトの付いたSPやSのスポーティ感も魅力的だが、100万円台の物件が豊富な250GTでもそのテイストは全くスポイルされていない。

55台のうち20台が100万円台で購入でき、走行距離も少なめでバリュー感が高い。
Text/萩原文博