2009年09月
スクープ! 調査報告書|おいしい中古車
File No.004
ホンダ アクティトラック
Photo/マガジンX編集部
予想発表時期 2009年12月
●全長x全幅x全高:3395×1475×1745(mm)
●搭載エンジン:660cc 直3
キャブオーバー型に戻り、取り回し性が向上
乗用車ほどの派手さはないが、商用車にもスクープ班は注目している。とりわけそのボトムにあたる軽トラックは農村地区で大活躍しているわけで、そのタフさと実用性には興味が尽きない。今回はホンダ アクティトラックを紹介する。
最大の変更点は、ノーズ下にあった前輪がシート下に移されることだろう。これにより、最小回転半径が現行モデルの4.3mから3.6mとなり、取り回し性が大幅に向上する。

ショートホイールベース化による恩恵はそれだけにとどまらない。軽トラックとしては、クラストップレベルの最低地上高190mmのボディとあわせて凹凸の激しい坂道で下回りを擦る可能性も低くなるのだ。
また、ペダルスペースから一部ドア前端部にもかかっていたホイールハウスがなくなることもあり、足元スペースは現行型の横幅825mmから1260mmへと大幅に広がる。ペダル操作はラクになることだろう。乗降性も改善されるに違いない。

エンジンは現行型同様、荷台の下に収められる。フロントシート下にあるライバル他車と比べて静粛性は高い。シート下に作業道具などを収める空間が用意される点もメリットとなるだろう。
ほかにも助手席前方にティッシュボックスが入れられる大きなトレイが用意されるなどユーティリティ性能の向上も図られているようだ。スズキ キャリイ、ダイハツ ハイゼットなど強豪ひしめくセグメントでの健闘を期待したい。