Report / 古賀 貴司

優雅で実用的で差別化を図れるものがイイ

どうせ海に行くなら車、どうせ車に乗るならほかの人とは違うものを選びたいものです。結果的には海だけでなく、いろんなシチュエーションで使えそうなパートナーになると思います。十分値落ちしているものもあれば、もう少し値落ちしてほしいと思うものもありました。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。

第5位はM・ベンツCL(旧型)。Sクラスのボディサイズをもちながら、2ドアクーペに仕立てられているCL。これほどまでに優雅な車は、なかなかありません。都会でも、リゾート地でも、オールマイティに似合います。海だったら、マリーナに乗りつけてクルージングでも楽しみたいものです。中古のボートなら、車を購入する値段ほどで狙えますしね。賢い中古ライフを、CLからスタートさせてみるのもいいかもしれません。200万円台から狙える超お買い得車ですから。

第4位はトヨタソアラ(絶版)。いまだかつて国産車で、これほどまでに優雅なクーペ/カブリオレはなかったのではないでしょうか。リアシートはかなり狭いので荷物用、もしくは小型犬用として割り切って使用しましょう。海辺に乗りつけて、カップルでピクニックや犬の散歩なんてオシャレだと思います。2001年デビューながら、まだまだ200万円台後半が当たり前の物件です。ヘタんじゃ輸入車よりもレアだし、ある意味プレミアム感があるかもしれません。もう少し値落ちして!

第3位はホンダS2000(現行)。FRのオープン2シーターで、新車時はなんだかんだ400万円近くしました。ハナっから販売台数は見込んでいなかったのかもしれませんね。シュンシュン回るエンジンを6MTで操れば、あっという間に海岸に到着です。S2000を運転する楽しさを知れば、海辺でちょっとたそがれてそのまま山へ進路を向けてドライブ、なんてこともしたくなるでしょう。カップルともに運転が好きだったら、交互にドライブするのもいいかも。

第2位は日産シーマ(現行)。日本では海辺=高級住宅地という感覚が薄いですが、海外では家賃も不動産相場も海辺だと跳ね上がるものです。だからこそ海辺は高級車で乗りつけたいものです。いわゆる、差別化ですね。日本の海辺で見かける車って、実用的なミニバンが多いですから。シーマはフルサイズセダンなのでトランクは広いですから、BBQセットや折り畳み椅子くらいなら余裕で載せられます。あえて高級車を実用的に使ってみるって、ゆとりを感じられていいかも。

第1位はトヨタハイエース(現行)。いかようにでも使える、という意味でハイエースは強い味方になってくれます。人をたくさん乗せるもよし、荷物をたっぷり載せるもよし、BBQやゴムボート、サンドバギーだって載せることは可能です。海でどのように遊ぶか決まっているのであれば、その用途専用に改造したっていいんです。これほどまでに“拡張性"の高い車は、なかなか見当たりません。事実、アウトドアの趣味をもつ人の多くが、ハイエースを活用しています。値段だけがネック。

フォトコレクション

写真:第5位:M・ベンツCL(旧型)|なんでもベスト10

第5位:M・ベンツCL(旧型)

写真:第4位:トヨタソアラ(絶版)|なんでもベスト10

第4位:トヨタソアラ(絶版)

写真:第3位:ホンダS2000(現行)|なんでもベスト10

第3位:ホンダS2000(現行)

写真:第2位:日産シーマ(現行)|なんでもベスト10

第2位:日産シーマ(現行)

写真:第1位:トヨタハイエース(現行)|なんでもベスト10

第1位:トヨタハイエース(現行)