中古車市場にはスポーツカーがたくさん!

日産フェアレディZがフルモデルチェンジをしました。スポーツカー不遇の時代に、日産は頑張って2シータースポーツカーを出し続けているんですね。まぁ日本で売れなくても海外で売れる、という見込みがあるんでしょうが・・・。そんなタイミングなので中古スポーツカーを10台ピックアップしてみました。金額的にはとても身近な存在なものも見受けられます。かつての憧れの的、久しぶりに見てみませんか?

第10位はポルシェ911(旧型)。日産フェアレディZを新車で買うよりも安いんです。とはいえ200万円台後半なので10位。旧型とはいえ、満足度はかなり高いはずです。NAモデルはスペックや動力性能はほぼ同等。ポルシェ911に“スーパーカー"的な要素を求めるのであればターボを狙わざるを得なくなり、500万円以上は必要です。その点、11年前にデビューした車であることを考えれば、立派だと思います。維持費はフェアレディZよりちょっと高めかもしれませんが。

第9位はBMW M3(旧型)。価格的には日産フェアレディZの新車と同じくらいで狙えますが、絶対的な金額として300万円ちょっとは高めなので9位。FRスポーツのあるべき姿を模範的に市販化している、と言ってもいいでしょう。すべては機能のためのデザインです。トランクリッドの小さなスポイラー、某メーカー開発者によると「超高速域での効果がちゃんとある」そうです。3シリーズクーペのように見えて、ポルシェ911ほど速いんです。羊の皮を被った狼、ですね。

第8位は三菱ランサーエボリューションワゴン(絶版)。ステーションワゴンだから使い勝手は良く、ATの設定があることに注目しました。ランエボといえば最近でこそセミATが搭載されるようになりましたが、現行型はまだまだ高値。その点、旧型でしかもワゴンですから、しっかりスポーツカーでありながら実用車としての作り込みも抜かりありません。家族を説得するのも難しくないでしょう。唯一の懸念事項は燃費かもしれませんが、それは無理やり説き伏せるしかありません。

第7位は日産スカイラインクーペ(旧型)。エレガントな大人のクーペという雰囲気ですが、実際に走らせてみるとスポーツカーしてます。旧型も現行もフェアレディZと同じシャーシですし。低速域では若干足回りの硬さが気になりますが、高速域でのしっとりと安定した乗り味は立派です。少々荒っぽさをもつ3.5LのV6エンジンですが、動力性能的には文句がありません。ヘタなスポーツカーよりもスポーツカーしています。よほどクーペ不人気なのか、中古車なら100万円台で十分狙えます。

第6位はスバルインプレッサSTi(旧型)。大きなリアウイングやワイドフェンダーは、見るからにスポーツカーしています。チューニングカーが控えめなルックスになってきた昨今、ちょっと目立ちます。そんなノスタルジックな雰囲気を楽しみながら、フツーのセダンとして使えばオシャレだと思います。丸目ヘッドランプの前期型なら100万円くらいで探せます。バーゲンプライスとしかいいようがありません。加速力と値段を比較すれば、世界最強のコストパフォーマンスです。

木曜日には第5位から1位を発表します。

フォトコレクション

写真:第10位:ポルシェ911(旧型)|なんでもベスト10

第10位:ポルシェ911(旧型)

写真:第8位:三菱ランサーエボリューションワゴン(絶版)|なんでもベスト10

第8位:三菱ランサーエボリューションワゴン(絶版)

写真:第7位:日産スカイラインクーペ(旧型)|なんでもベスト10

第7位:日産スカイラインクーペ(旧型)

写真:第6位:スバルインプレッサSTi(旧型)|なんでもベスト10

第6位:スバルインプレッサSTi(旧型)

Report / 古賀 貴司