思い描くイメージを
具現化させる小道具としての車

車選びは性能や値段だけじゃありません。ファッション感覚というか、コスプレ感覚というか、思い描くイメージを具現化させる小道具として活躍してくれます。しかも100万円という予算で、これだけのバラエティが揃うんです。愛娘に買ってあげるだけでなく、自分自身にも同様に“妄想"車選びをしてみませんか?意外と楽しいものですよ。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。

第5位はC2(現行)。コンパクトカーはコンパクトカーでも、C2でハズしてみました。フツーならミニやフィアット500などが挙がるのでしょうが、やっぱりシトロエンの個性ほどの強烈なものをいなすだけの“器”を愛娘にはもってもらいたいですよね? 車としての性能に文句はありません。やっぱりヨーロッパ車はコンパクトカー作りが上手い、と感じさせてくれるでしょう。シトロエンのなかでは最もおとなしいデザインかもしれませんが、車好きっぽくて愛らしい。

第4位はホンダオデッセイ(旧型)。オデッセイって男性が思っている以上に、女性ウケいいんです。カテゴリー的にはミニバンなのに低床コンセプトを用いて、ステーションワゴンのようなスタイルと走りが満喫できます。夏は海、冬はスノボ、とアクティブな愛娘にぴったりな一台。仲間とワイワイ出かける愛娘が想像できます。男性をデートに積極的に誘ってしまいそうな一面もありますが、いずれは人様の嫁になる身。そんな意味で親を大人にしてくれる車かもしれません。

第3位はフォードエクスプローラー(現行)。マイナーチェンジ前なら100万円以内で狙えるんです。愛娘が大型SUVを乗りこなす姿って、思い浮かべてみるとカッコ良くありませんか? 女性がチワワではなく、ドーベルマンを連れて散歩しているような“ギャップ”さえ感じさせてくれる選択肢です。大きな車に慣れさせておけば、今後の人生においてどんな車だって余裕で乗りこなせるでしょう。男性が近寄りがたい雰囲気を醸し出しますが、そこは愛娘の愛嬌でカバー。

第2位はBMW3シリーズクーペ(旧型)。アメリカのみならず世界で大ヒットした青春ドラマ「ビバリーヒルズ高校生白書」をイメージしてみました。まぁ、ビバリーヒルズならカブリオレでしょうが、ちょっと100万円という予算では厳しいです。クーペのエレガントなスタイル、 BMWらしいスポーティな走り、なんとなく王道な選択肢ではありますが、きっと愛娘に似合う一台でしょう。贅沢な経験をさせてあげることで、人生を豊かに育っていってくれることでしょう。

第1位はM・ベンツCクラス(旧型)。M・ベンツのエントリークラスセダンですが、その乗り味はフラッグシップのSクラス譲り、と言ってもいいでしょう。BMW3シリーズクーペが自分で乗る愛馬だとしたら、Cクラスは馬車のようなイメージがあります。目的地まで安全、快適に、ドライバーを運んでくれる忠実な執事のような雰囲気すら漂っています。移動手段にすぎないのですが、あえてM・ベンツを選ぶこだわりが上品さを演出します。愛娘はセレブ風味なカーライフを満喫できます。

フォトコレクション

写真:第5位:シトロエンC2(現行)|なんでもベスト10

第5位:シトロエンC2(現行)

写真:第4位:ホンダオデッセイ(旧型)|なんでもベスト10

第4位:ホンダオデッセイ(旧型)

写真:第3位:フォードエクスプローラー(現行)|なんでもベスト10

第3位:フォードエクスプローラー(現行)

写真:第2位:BMW3シリーズクーペ(旧型)|なんでもベスト10

第2位:BMW3シリーズクーペ(旧型)

写真:第1位:M・ベンツCクラス(旧型)|なんでもベスト10

第1位:M・ベンツCクラス(旧型)

Report / 古賀 貴司