使い勝手とファッション感覚で選んでみては?

サラリーマン家庭において、最も運転するのは男性ではなく女性でしょう。子供や夫の送り迎え、お買い物、友達とのお出かけなど、平日には行事がいっぱいです。その点、たまの休日にしか運転しないのが男性陣。だから奥様メインで車選びをすることって、夫婦において大切なのかもしれません。かといって一般的な選択肢だけではつまらないので、バラエティ豊かに10台ピックアップしてみました。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。

第10位はスズキパレット(現行)。奥様方って、実はスライドドア好きなようです。担当者、友人からのヒアリングで遅まきながらわかった事実です。狭い駐車場で子供が勢いよくドアを開けて、隣の車を傷つけてしまった、ということもあるようです。そんなリスクをなくしてくれるのがスライドドア。乗り降りのしやすさも理由の一つですが、実はドアの開け閉めという単純な行為にも奥深い秘密があったようです。パレットは軽自動車なのにスライドドア。それだけでオススメです。

第9位はトヨタポルテ(現行)。10位のパレットと同様にスライドドアでオススメしています。低床構造なので乗り降りは物凄く便利。そのほか室内高が旧型アルファードを上回り、セルシオよりも前後席の空間が広いんです。全長3990mmとコンパクトなボディなのに、パッケージングの凄さはトヨタならではといったところ。デビューが5年前なので、中古車の選択肢はかなり幅広く用意されています。奥様の希望に沿った色だとか、仕様だとか、予算内に収めるのも難しくないでしょう。

第8位はトヨタセルシオ(絶版)。かつてのフラッグシップモデルをあえて、奥様メインのファミリィカーにいかがでしょう? ちょっとしたマダムを演出できます。車自体は抜群の静粛性、余裕たっぷりの動力性能、空飛ぶ絨毯のような快適性、すべて“現役”レベルです。100万円台でも十分に探せるので、ちょっとした国産ミニバンと変わりません。排気量が大きいので維持費は若干高めですが、乗ってみればセルシオの高級感に納得できるでしょう。駅までの送り迎えが、優雅になります。

第7位はBMW X5(旧型)。一般的には小さな車が運転しやすいと、女性には人気です。しかし、大型SUVを女性が乗りこなしているとギャップが感じられて、魅力的です。奥様をキレイに見せることは、夫の義務。それに車自体が大きいので、たっぷりの荷物が積めます。子供や夫の送り迎え、買い物、お出かけ、すべての生活シーンにおいて、X5となら優雅さをも感じさせてくれます。そんなX5も100万円台で狙えるようになりつつあります。素晴らしい選択肢です。

第6位は日産エルグランド(現行)。強面ミニバンの先駆者であるエルグランドのターゲットは男性でした。だからこそ奥様メインに乗せてほしいのです。メンズウォッチを女性があえて身に着けるように、ギャップこそが魅力を感じさせる演出方法の一つです。大型ミニバンを操る姿に、改めて恋をするかもしれません。広いので家族総出のお出かけも苦痛ではありません。3.5LのV6エンジンはスカイラインやフェアレディZといったスポーティモデルとも共通のもの。文句がありません。

木曜日には第5位から1位を発表します。

フォトコレクション

写真:第10位:スズキパレット(現行)|なんでもベスト10

第10位:スズキパレット(現行)

写真:第9位:トヨタポルテ(現行)|なんでもベスト10

第9位:トヨタポルテ(現行)

写真:第8位:トヨタセルシオ(絶版)|なんでもベスト10

第8位:トヨタセルシオ(絶版)

写真:第6位:日産エルグランド(現行)|なんでもベスト10

第6位:日産エルグランド(現行)

Report / 古賀 貴司