オールマイティに使えて梅雨シーズンもぶっ飛ばせる

そろそろ梅雨のシーズン、ジトジトと憂鬱な日々がやってきます。そんな梅雨シーズンに強い味方がSUVです。4WDを採用しているものが多く、しっかりと路面をとらえてくれます。もちろん過信はよくありませんので、安全運転にはお気をつけください。というわけでどんな天候でも強い味方になってくれそうで、しかも使い倒したくなるSUVをピックアップしてみました。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。

第10位はトヨタランドクルーザー200(現行)。まだデビューして2年足らずとあって、新車時価格からの値落ち感には乏しい車です。しかし、歴代ランドクルーザー同様、なかなか値落ちしなさそうな雰囲気もあります。どんな過酷な道路事情の場所でも耐えうるタフさと、ラグジュアリィな雰囲気を両立させているんです。街中での乗り味は、その重厚かつ滑らかぶりからロールスロイス・ファントムとさえ共通点が見いだせます。こんな車をガンガン使えたら、セレブです。

第9位はランドローバーディフェンダー(旧型)。ズバリ、古臭い車です。基本設計は何十年と変わっていない、と言っても過言ではありません。悪路での走行を前提とした作りはタフで信頼感たっぷりですが、オンロードでの走りは劣悪です。しかし、その劣悪ぶりは頑ななダンディズムが感じられます…、“やせ我慢”とも表現できるかもしれませんが。かつてイギリスと関係した諸国では、警察車両や農業車両として活躍しています。それほどタフな相棒になってくれる、ということです。

第8位はランドローバーレンジローバー(現行)。ディフェンダーの劣悪なオンロード性能に比べれば、魔法の絨毯のような乗り心地です。悪路走破性を実現させながら、オンロードでの快適性を両立させているのがレンジローバーです。デビュー当初はBMW傘下だったので、X5で培ったノウハウが活用されたのでしょう。ディフェンダーに感じられるダンディズムには乏しいですが、世界中のセレブに愛されるだけの豪華さがあります。そろそろ安くなってきたし、ガンガン使うのもお洒落。

第7位はシボレートレイルブレイザー(現行)。アメリカではミディアムサイズに属するトレイルブレイザーですが、日本では威風堂々としています。走りに期待はできませんが、アメ車独特のユルさにハマること間違いありません。ルックスはガツガツした筋肉系ですが、乗ってみるとまったり、もっさり…、の中に心地良さがあるんです。しかも思いのほかタフな作りをしているので、キレイに使うよりも“道具”として割り切って乗るとカッコ良く見えるでしょう。一年中通してアクティブです。

第6位はジープグランドチェロキー(旧型)。1輪でも地面に接していればどんな条件でも走れる、クォドラドライブという4WDを採用しています。抜群の悪路走破性を確保しながら、オンロードでの走りも不満のないレベルです。昨今の広いSUVに比べると若干圧迫感のある車内ですが、それでも十分な広さと荷室を備えています。100万円弱から狙えるコストパフォーマーながら、実力はトップレベル。アメ車の悲しいサガなのか、見逃されています。海に山に大活躍できます。

フォトコレクション

写真:第10位:トヨタランドクルーザー200(現行)|なんでもベスト10

第10位:トヨタランドクルーザー200(現行)

写真:第9位:ランドローバーディフェンダー(旧型)|なんでもベスト10

第9位:ランドローバーディフェンダー(旧型)

写真:第8位:ランドローバーレンジローバー(現行)|なんでもベスト10

第8位:ランドローバーレンジローバー(現行)

写真:第7位:シボレートレイルブレイザー(現行)|なんでもベスト10

第7位:シボレートレイルブレイザー(現行)

写真:第6位:ジープグランドチェロキー(旧型)|なんでもベスト10

第6位:ジープグランドチェロキー(旧型)

Report / 古賀 貴司