ダイハツ タント(現行型)【概要&変遷編】
2009/08/19
子育てファミリーをターゲットに便利な装備を満載した軽ワゴン
OVERVIEWモデル概要
視界、室内空間、ドアの開口部…。すべてが広い!人気のワゴン
フロントエンジンの軽自動車としては、最大級の室内の広さを誇るのが、ダイハツタント。これまでにない広大な前方視界や普通車ミニバン並みの頭上スペース、大型セダンさえ凌駕する広大な足元空間でたちまち大人気となった。今回紹介するのは2007年にデビューした2代目だが、前述の特徴をさらに進化させ、大幅に魅力を増している。
MECHANISMメカニズム
NAとターボ、2つの仕様をもつ新世代のエンジン
搭載される直3DOHCエンジンは、アルミ製のシリンダーブロックをもつ新世代のKF型。ターボ仕様はこのエンジンにターボを装着するが、連続可変バルブタイミング機構は省かれた。排ガス浄化装置には、性能が低下すると自己修復するスーパーインテリジェント触媒を採用する。
FFのNAエンジン車は4つ星( 2005年規制値の75%減)、4WD車とターボ車は3つ星(同50%減)を取得している。
トランスミッションはXリミテッド以上のグレードがCVT、それ以外は4AT。FFを中心に、Xリミテッド以外には4WDも用意される。
EXTERIOR & INTERIOR内外装
内外装ともに、使い勝手の良さを最大限に考慮した設計
キャブオーバー車並みに短いボンネットと大きなキャビン、広く取られたガラスエリアがタントの特徴…これは、写真を見れば、そのユニークさは一目瞭然だ。 後ろドアは左がスライド式、右が一般的なヒンジ式。Xリミテッド以上のグレードは、左ドアに電動開閉装置が標準となる。インパネは左右対称のデザインで、巨大なセンターメーターを採用。
後席は260㎜スライドでき、最後端にセットすれば、レッグスペースはLSを上回る。
DRIVING IMPRESSIONドライブフィール
キビキビと走らせたいなら、カスタムRSに絞って探そう
ホイールベースが長くて車重が重いため、乗り心地は極めて良好。扁平タイヤのカスタムRSだとタイヤの硬さをやや感じるが、それでも乗り心地自体は決して悪くない。一方で、カーブでは重たいルーフが大きなロールを誘発するのに加え、高い位置に見える天井が左右に大きく動くので、視覚的にもロールが大きく感じてしまう。
カスタムRSのみフロントにスタビライザーが付き、格段に締まりのある走りを見せる。
動力性能そのものは、市街地だけならNA車で十分。
TIMELINE主な改良・変更・追加
SPECIFICATIONS代表グレードスペック
H19年12月(デビュー時) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
グレード | L | Xリミテッド | カスタムXリミテッド | カスタムRS | ||
駆動方式 | FF | 4WD | FF | 4WD | ||
トランスミッション | 4AT | CVT | ||||
全長×全幅×全高(mm) | 3395×1475×1750 | |||||
ホイールベース(mm) | 2490 | |||||
車両重量(kg) | 900 | 950 | 930 | 940 | 960 | 1010 |
乗車定員(人) | 4 | |||||
エンジン種類 | 直3DOHC | 直3DOHCインタークーラーターボ | ||||
総排気量(cc) | 658 | |||||
最高出力[kW(ps)rpm] | 43(58)/7200 | 47(64)/6000 | ||||
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 65(6.6)/4000 | 103(10.5)/3000 | ||||
10・15モード燃費(km/L) | 18.2 | 17.6 | 20.5 | 19.2 | 17.8 |
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ダイハツ タント(現行型)【概要&変遷編】/旬ネタ
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