メルセデス・ベンツ E60 AMG リミテッド▲今号は「セダン」を特集。近年、実用4ドアモデルとしての需要は少なくなり、スペシャリティジャンルになりつつありますが、車の基本形はやはりセダン。高級車から大衆車、スポーツモデルまで揃うセダンは実はおもしろい! 今のうちに選んでみませんか?

中古車流通量のたった6%まで減ってしまった「セダン」の今に迫る!

ニューモデルの顔ぶれを見渡すと一大勢力はSUV。フェラーリまでもがSUVをラインナップしてくる昨今、小型大衆モデルからラグジュアリーモデルまで、まさにSUV一色と言ってもいいほどその勢力は増しています。

そして、セダン需要はこと日本に関する限りほとんど失われつつあります。それどころか、今やセダンはかつてのクーペと同類のスペシャリティジャンルとなりつつあるのかもしれません。高級車や大衆車、スポーツモデルに至るまでセダンがラインナップされていた、という時代も今や昔となってしまいました。

一方視点を変えれば、セダンは人とは違う選択肢を、というなかば“酔狂な人”が選ぶカテゴリーであり、“人と被らない選択肢を望む人”のカテゴリーとも言えます。まさに、一部の車好きにとっては宝の山と言えるジャンルになったのかもしれません。だからこそ、今あえて選ぶセダンがおもしろいのです!

セダンは、ダイナミック性能の発揮に有利で、ちゃんとオトナ4人が乗れて荷物も別の部屋に収納できる熟成したパッケージゆえに、いまだに「車の基本形」といわれています。それゆえ、かつてはほとんどのメーカー・ブランドにセダンモデルがラインナップされていました。

当然、中古車マーケットには「名車」と呼ばれる、または近々呼ばれることになるだろうモデルがたくさん流通しているのです。

そこで今号はセダンにフォーカス。スーパーカーも恐れるハイパワーが自慢のモデルから、クーペも敵わぬ美しいデザインをもつモデル、紆余曲折の歴史の申し子のような熱いストーリーをもつモデルと、掘れば掘るほど様々なキャラクターが存在しています。

これ以上数を減らしてしまう前に、いや、逆に選ぶなら絶好期とも言える今、セダンの名車発掘といきませんか?
 

メルセデスAMG E53ハイブリッド 4マチック+▲世界のスタンダードであるEクラス、現行モデルはもはやSクラスのようなPHEV(E350e)から母のような安定感のエントリーモデル(E200)までをラインナップ。写真はハイパフォーマンスモデル「メルセデスAMG E53ハイブリッド 4マチック+」

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BMW M5▲BEVからガソリン、ディーゼル搭載モデルまでラインナップする現行5シリーズ。ハイパフォーマンスモデルのM5(写真)はPHEVに進化し、最大トルク1000N・mを誇る雲上セダンへと進化している

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文/編集部、写真/メルセデス・ベンツ、ビー・エム・ダブリュー、Stellantisジャパン、イラスト/あべ あつし

カーセンサーEDGE 2025年1月号
名車はセダンにあり~

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