未知の駅…道の駅ならぬ「海の駅」ってどんな駅?
カテゴリー: ドライブ
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2014/08/08
国土交通省が認定する船舶係留施設が「海の駅」
ぴえいる(以下、ぴ) Aくん、夏だな。「海の駅」に行ってみないか
編集部A(以下、A) 海の駅? 道の駅じゃなくて、ですか?
ぴ そうだよ、海の家でもないよ
A 聞いたことないですね。どこにあるんですか?
ぴ N 34° 59.054´ E 139° 5.669´
A 緯度経度って完全に海から行く前提じゃないですか。だいたい車でいけるとこなんですか?
ぴ まぁ、黙ってついてきなさい
A ついてきなさいって……、運転するのは僕でしょうが!
というわけで2人がやってきたのは道の駅「伊東マリンタウン」。平日にも関わらず駐車場は満車寸前だ。
A これは、道の駅、ですよねぇ……?
ぴ 素人はこれだから困る。これを海から見ると「いとう海の駅」になるんだ。いいかい、そもそも海の駅とは国土交通省により登録された船舶係留施設のことなんだ
A そういえば道の駅も国土交通省が登録するんですよね?
ぴ つまり、船は海の駅、車は道の駅で休んでくださいね、と国土交通省が言っているわけだ。国からそう頼まれちゃ、休むしかなかろう!
A はいはい、おじいちゃん、そうしてやってください。ほら、そこの足湯でも……。で、つまりこの「伊東マリンタウン」は海の駅と道の駅が一緒になっていると。まぁ、せっかく来たんだし、ぴえいるさんが足湯でくつろいでいる間に、1人で探索してみるか
現在、海の駅は全国に148ヵ所。その多くは各地にあるマリーナなど。給水や給油といった基本設備などの条件を満たしてはじめて「海の駅」として登録できる。そこに後から道の駅ができたりすることもあるので、国土交通省でも正確な数字は把握していないそうだが、併設しているところは珍しいという。
いずれの海の駅も、船で海から行けるのはもちろん、車で行くこともできる。自分のプレジャーボートなどでマリンレジャーを楽しめるだけでなく、海鮮市場や温泉、宿泊設備を備えるところもある。その他、観光船クルーズや釣り、ダイビング、ヨットスクールなど、海の駅ごとにそれぞれ楽しみ方がある。
「いとう海の駅」は大人も子供も楽しめる
A 暑いし、アイスでも食べようかな。へぇ、伊豆名産の生わさびアイスね~、どれどれ……お! わさびとソフトクリームは意外と合うんだな
ぴ こっちも美味いぞ
A ひぃ! びっくりした! 足湯に浸かってたんじゃなんですか?
ぴ これは「海を見ながら食べると幸せになるアイス」だ
A はいはい、じゃあ足湯に浸かって、海を見ながら食べて幸せになってくださいね……。って、なんなんだろうか、このオッサン……
その他、お土産もかなり充実している。「うなぎチップス」「桜えび茶漬け」「柿の種激辛わさび」「めかぶ茶」「かつおチップわさびマヨ味」……探すほどに見たことも聞いたこともない銘品・珍品がたくさん。試食できるコーナーもたくさんあるので、気に入ったものをちゃんと選べるのもうれしい。せっかくなので、気になったご当地ジュースを飲み比べしてみた。そのカラフルな出で立ちに、恐る恐る口にしてみたが、味は意外と普通。むしろ甘さ控えめな感じがオジさんにはちょうど良い。
また、遊覧船も出ていて、子供連れの家族に大人気。さらに温泉もあり、朝湯も楽しめるそうだ。どちらもドライブの疲れを癒やすにはもってこい。
A いや~、ここはなかなか面白いぞ。夏休みの旅行の途中に寄ろうかな!
ぴ どうだ、気に入ったかね?
A かなり。今度の家族旅行では、もう少しゆっくり楽しむことにします
ぴ 西伊豆の民宿だよな。あそこは刺身が美味いし、女将も気立てがよくて、すぐ近くにキレイな海もあるし……。いやぁ~楽しみだ
A えっ!? なんか一緒に来る感じ出してますけど…ってか、西伊豆の民宿に行くこと何で知ってんですか!? コワッ!