第三京浜 港北ICから横羽線 生麦JCTへ直通
新横浜エリアのアクセスが向上

横浜環状北線|日刊カーセンサー
2016年に横浜環状北線(以下、北線)が開通します。北線は現在計画されている横浜環状道路の北部、第三京浜道路「港北IC」から首都高横羽線「生麦JCT」を東西につなぐ約8.2kmの自動車専用道路です。

出入口は港北JCT、新横浜、馬場、新生麦の4カ所。開通後は新横浜エリアや京浜臨海部へのアクセスが容易になります。たとえば新横浜~羽田空港間の所要時間が30分とこれまでより約10分の短縮、新横浜~鶴見間は所要時間15分と約15分の短縮が見込まれています。

また、横浜市北部・東部の渋滞の緩和や、生活道路に入り込んでくるトラックなどを減らすことができるため、住宅地の安全の確保や環境改善にもつながります。

建設にあたっては、周辺環境の保全や家屋の移転を最小限にするため、新横浜出入口から新生麦出入口までの北線の全体の約7割となる5.9kmがトンネル構造となっています。現在、新横浜の地下では掘削工事が行われており、直径12.5mに及ぶシールドマシンによって毎日12mずつトンネルが掘り進められています。

将来的には横浜環状北西線としての第三京浜道路から東名高速道路「横浜青葉IC」への延長も計画中です。

  • 北線シールドマシン|日刊カーセンサー
  • 北線 トンネル標識|日刊カーセンサー

シールドマシンは夏の期間中、節電対策のため休止している。9月から再稼働を予定(左)

工事中のトンネル内は距離感を失うほど広大。所々に現在地がわかる標識が貼られている(右)


横浜環状北線
http://www.yokokan-kita.com/  
Text/カーセンサー編集部 地図画像提供/首都高速道路(株)