宮古島市はCO2削減に向けた取り組みのひとつとして、2030年までに島内車両の40%をEV化を目指している。そんな宮古島市に三菱自動車が協力。島内のEV化を後押しするため、MINICAB-MiEVを2台納車した。この2台は、島内の公用車や広報車、また台風などの災害時に非常用電源としても活用されるという。

観光地として人気が高く、年間40万人以上が訪れる沖縄県 宮古島市。しかし、観光客の増加やライフスタイルの変化によって、地下水汚染や不法投棄、CO2排出量の増加など自然環境への影響も増大。そのような中で、いつまでも住み続けられる豊かな島作りを目指し、2008年に宮古島市は「エコアイランド宮古島宣言」を発表し6つの行動指針を示した。

この活動に賛同した三菱自動車は、2012年10月30日にEV普及へ向けての協定「EV アイランド宮古島プロジェクト」を宮古島市と結び、その最初の活動として今回の納車が行われた。今後も島内の観光スポットなどに急速充電設備を設置するなどEV普及に向けたインフラ整備や環境作りを協力して進めていく予定だ。

宮古島へ納入された「MINICAB-MiEV」。1回の充電で約100km(CD 10.5kWh)~約150km(CD 16.0kWh)の走行が可能

宮古島へ納入された「MINICAB-MiEV」。1回の充電で約100km(CD 10.5kWh)~約150km(CD 16.0kWh)の走行が可能

三菱自動車から宮古島市へ2台の「MINICAB-MiEV」が納車された。広報車や非常用電源として活躍する予定だ

三菱自動車から宮古島市へ2台の「MINICAB-MiEV」が納車された。広報車や非常用電源として活躍する予定だ