4+1ビックモジュールという
新しい技術共用のかたち

日産CMF|日刊カーセンサー
日産自動車は、2013年以降に発売する新型車に対し、「日産CMF(コモン・モジュール・ファミリー)」を導入することを発表しました。

日産CMFとは、車両構成をエンジンコンパートメント、コクピット、フロントアンダーボディ、リアアンダーボディという4つの要素に分けたモジュールに、電子アーキテクチャーを加えたもの。この「4+1 ビックモジュール」というコンセプトのもと、小型車からSUVなどの大型車まで対応できる適切なバリエーションを準備し、モジュールの組み合わせを変えていくことで新製品を設計していきます。

昨今の車両開発は軽量化や安全性能、燃費性能、CO2の削減といった多様化するニーズへの対応が求められています。それらを実現するためには、多大な開発コストや、数多くのプラットフォームが必要となるため、従来のプラットフォーム型の開発には限界が来ていると言われています。

そこで日産は、CMFの導入によりこの課題を解決し、さらなる技術開発コストの確保や装備の充実化などにより、より魅力的な商品の提供を目指します。また2016年までに90件の新技術も採用していく予定とのこと。2013年以降、どのような車で私たちを驚かせてくれるのか、今からとても楽しみです。


日産自動車、新世代車両設計技術である「日産CMF」(4+1 Big module concept)を導入
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2012/_STORY/120227-01-j.html

Text/カーセンサー編集部