見るだけでなく、体験できるプログラムがたくさん!

11月24日、3連休の最終日にHondaファンへの感謝イベント「Honda Racing THANKS DAY」が行われました。
栃木県ツインリンクもてぎで行われたこのイベントは、今年で4回目を迎えます。F1のジェンソン・バトン選手、インディカーの武藤英紀選手をはじめ、国内外で活躍している2輪・4輪の選手が参加。用意されたプログラム&ブースはなんと57! しかも、ただ見るだけでなく、参加できるプログラムが充実していたのが印象的です。

そんなプログラムの中から、いくつかご紹介しましょう。

まずはサーキット同乗体験走行。
用意された車は、SUPER GTマシンが6台に、シビックワンメイクマシン、市販車のNSXが各3台。ドライバーはラルフ・ファーマン選手をはじめとしたSUPER GTなどの現役ドライバーたちです。

事前に行われた抽選で、運良くセカンドシートをゲットした人々の中には、女性が思った以上に多く見受けられました。オーバルのスーパースピードウェイを2周したのですが、メインスタンド前の直線で最高速になったかと思えばそこから一気に減速、ストレートエンドにパイロンでシケインが作られていて、そこをスルスルと駆け抜けます。特にSUPER GTカーはスタートしてからの加速が、端から見ても凄まじく、そんな刺激的なGを感じられた参加者が羨ましかったです。
SUPER GTカー同乗走行スタート前|Honda Racing THANKS DAY SUPER GTカー同乗走行|Honda Racing THANKS DAY SUPER GTカー乗り込み|Honda Racing THANKS DAY
↑ずらりと並んだ同乗走行用のマシン(左)
憧れのドライバーの横に座れるだけでもうれしいのに、日常では絶対に感じられない加速やスピードを体験(中)
SUPER GTマシンは乗り込むのが大変なんです。サイドシルが太くて、頭もつっかえて。乗る前はダイエットして臨みましょう(右)

その後行われたオープニングセレモニー(オープニング、なんですけどその前にいくつもプログラムがありました)では、F1のバトン選手とMoto GPのダニ・ペドロサ選手が、それぞれの愛車であるF1マシンとMoto GPマシンでマッチレースのようにスーパースピードウェイを激走! 4輪と2輪のトップマシンによるあり得ないデッドヒートにメインスタンドのファンも大喜びでした。
さらにこのオープニングセレモニーでは、普段は監督をしている高橋国光氏、中嶋悟氏、鈴木亜久里氏が自らSUPER GTカーをドライブし、観客を大いに沸かせました。

このほかにもフルコースを使ったチーム対抗レースや、シビックワンメイクレースなどプロドライバーの見せ場がたっぷりと用意されていました。
バトン選手とペドロサ選手|Honda Racing THANKS DAY ドライバー集合写真の撮影の合間|Honda Racing THANKS DAY F1デモラン後|Honda Racing THANKS DAY
↑4輪と2輪の世界のトップで活躍するドライバーの記念写真(左)
集合写真の間に雑談を交わしている様子です。左からバトン選手、武藤選手、高橋氏、鈴木氏、ファーマン選手(中)
オープニングセレモニーでの激走後、ピットに収まるバトン選手とF1マシン。ピットには常にファンが詰めかけていました(右)

またこの日、欧州で発売されているシビックTYPE Rが、日本でも来春発売されることがアナウンスされました。それに伴い、デモ走行が行われたのですが、このドライバーが何とまたまたバトン選手。ドライブ後のインタビューに「ドライバビリティが高く挙動もいいね。エンジンサウンドもたまらないよ」と答えていました。

そのほか、D1-01(バイクです)オーナーズパレード、Super Cub スペシャルミーティングなどオーナーが自らの愛車でサーキットをパレードできたり、また、子どもたち向けに親子バイク教室や熱気球体験搭乗、さらにはASIMOショーなど家族連れで来ても十分楽しめたこのイベント。託児所まであるツインリンクもてぎですから、お父さんも安心して楽しめます!?
シビックTYPE Rとバトン選手|Honda Racing THANKS DAY シビックTYPE Rのスタート|Honda Racing THANKS DAY バトン選手のサイン|Honda Racing THANKS DAY
↑イベントに合わせて来春の発売が発表された欧州製シビックTYPE R(左)
シビックTYPE Rのデモランに出るバトン選手。タイヤスモークをわざと上げて盛り上げます(中)
サインに応じるバトン選手。こうしてサインに応じてくれる選手がたくさんいました(右)

今年は、残念ながらF1などではパッとしなかったホンダですが、来年こそ必ず。そうなれば、ただでさえ人であふれていたツインリンクもてぎが来年はさらに混み合うこと必至ですが、それでもホンダファンとしては喜んで家族と出かけていきたい。そんなイベントでした。
<カーセンサーnet編集部デスク・ぴえいる>