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完全EV化に待った! 水素エンジンの可能性をトヨタがレースで証明!【EDGE MOTORSPORTS】
完全EV化に待った! 水素エンジンの可能性をトヨタがレースで証明!【EDGE MOTORSPORTS】
2021/08/15
//ABテストロジック
5月に行われた24時間耐久レース「富士SUPER TEC 24時間レース」に、トヨタは水素を従来の水素車(FCV)とは違う使い方をするマシンを参戦させた。ガソリンではなく水素を燃料にするエンジン車だ。エンジンがあることによって、今までの車と同じ楽しみを得られるが、環境汚染物質の排出はほぼゼロだという。
今回は、EVとはまた違った角度で環境対策へ望むトヨタと水素エンジン車について解説したい。
期待が高まる、エグゾーストノイズを楽しめる水素エンジン車
トヨタは、5月21日から23日に富士スピードウェイで行われたスーパー耐久シリーズ2021 第3戦 「NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース」に、水素エンジンを搭載したカローラスポーツベースの競技車両で参戦し、完走を果たした。
各社がEVへと傾注していくなかで、なぜいまトヨタは水素エンジンでレースに挑むのか? そのひとつのきっかけは、菅義偉首相が昨年10月の所信表明演説で、2050年にCO2などの温室効果ガスの排出をゼロにする“カーボンニュートラル”の実現をめざすと宣言したことにある。そして、菅政権が同年12月に発表した「グリーン成長戦略」では、2030年代半ばまでに乗用車の新車販売において100%電動車にするという計画が示された。
その発表を受け、自動車における“カーボンニュートラル”のソリューションは、BEV(バッテリーイーブイ)しかないかのような報道が相次いだ。その動きに警鐘を鳴らしたのが、トヨタ自動車の社長であり、日本自動車工業会(自工会)会長でもある豊田章男氏だ。
「選択肢を増やしたい」。テレビCMでもそのように話している豊田社長の発言の意図は、ゴールはあくまでもカーボンニュートラルであって、すべてをBEVにすることが唯一の解決策ではないというものだ。
水素エンジンの基本構造は、従来の内燃エンジンと同じものでガソリンに代わって水素を燃料として使用する。水素を燃料とする車といえば燃料電池車(FCV)があるが、これは水素を化学反応させて発電し、その電力でモーターを回して駆動する電気自動車だ。
水素エンジンは、内燃エンジン車同様に排気音がしっかりとある。それでいて二酸化炭素(CO2)はほぼ排出しない。マフラーから出る白い煙は水蒸気だ。ただ、ガソリンエンジンと同様にNOx(窒素酸化物)はごくわずかに発生する。水素エンジンは、長年積み上げられてきたエンジン技術を生かしながらカーボンニュートラルにも貢献できる、大きな可能性を秘めた技術なのだ。
▲ROOKIE Racingは、これまでもGRスープラやGRヤリスでスーパー耐久へ参戦しているチームだ。中央上段がモリゾウこと豊田社長
思えば、水素エンジンの開発に取り組むのはトヨタが初めてではない。2006年にはBMWが7シリーズをベースとした「ハイドロジェン7」を国内でも少量リースしていたし、同年にはマツダもRX-8やプレマシーをベースとした水素ロータリーを搭載するモデルを同様に限定でリース販売していた。しかし、出力や燃費の向上にむけて、いくつもの課題が残ったまま量産化には至っていないのが現状だ。
今回のレースでは、“グリーン水素”が用いられた。このグリーン水素とは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)および経済産業省との連携のもと、復興の証しとして福島県浪江町につくられた「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」において、太陽光発電と水から製造された100%カーボンニュートラルなもの。これを富士スピードウェイまで運んでレースに使用していた。
24時間レースは、豊田社長(ROOKIE Racingチームオーナー兼ドライバーのモリゾウ)、そして小林可夢偉選手をはじめとする6名のプロドライバーによっての挑戦となった。実はこの挑戦のきっかけのひとつが、試験車に乗った小林選手の感想だったという。
「昨年11月に、豊田社長と蒲郡の研修センターにあるダートコースで、水素エンジンの試験車に乗らせていただく機会がありました。ハイブリッドスポーツカーや、フォーミュラEに乗ってきた経験から、絶対にこの水素エンジンをモータースポーツに使ってほしいと思ったんです。電気自動車の一番の問題は音がしないこと。レースをしていてお客さんの声が聞こえたことがあって、正直ショックでした。この水素エンジンは、排気は水蒸気ですけど、ちゃんと音があります。言われなければ違いがわからないくらい、ガソリンエンジンと同じ音がする。これには未来があるなと感じたんです」
▲水素は、充填を行っていくうちに圧力が弱まり、充填速度が遅くなってしまう。そのため、2台の水素ステーションを用意し交互に稼働させていた
▲水素は圧縮された状態で充填される。時間はガソリンとほとんど変わらず数分で行える
カローラスポーツをベースとしたこのマシンは、後席にMIRAIの水素タンク4本を搭載。高Gのクラッシュに備え、専用のCFRPキャリアでタンクを覆った構造となっている。エンジンはGRヤリスの1.6L直列3気筒ターボエンジンがベースで、インジェクターとプラグが主な変更箇所という。詳細なスペックは非公表だったが、出力などはベースエンジンの7~8割出ているとのこと。燃費としては、12~13周ごとに給水素が必要で、パドック外に設けられた移動式水素ステーションで行われる特別措置がとられていた。
ちなみに、この水素充填に関するレギュレーションは、トヨタとFIA(国際自動車連盟)が協働でつくり上げたもの。2024年からル・マン24時間レースに水素燃料電池プロトタイプ・カテゴリーが導入される予定となっており、そのトライアルとしても注目されていた。
トップドライバーが勢揃いしているだけあって、ベストラップは全員が2分4秒台で、モリゾウ選手のみ2分7秒台。24時間での周回数は358周。ピットインの回数は35回で、水素充填に要した時間は合計約4時間、という結果だった。カローラスポーツとほぼ近いペースで周回するST-5クラス(マツダロードスター、マツダ2、ホンダフィットなど)のトップが631周であることを鑑みれば、給水素や燃費にまだまだ課題があることがわかる。
トヨタの水素エンジンへの挑戦は、まだ始まったばかりだ。実用化はもう少し先の話になるだろうが、日本の自動車産業が得意とする内燃機関技術を生かすことにつながる挑戦だ。トヨタは今後もこのマシンでスーパー耐久シリーズに参戦し、水素エンジンの開発を継続していくという。
世界で初めてハイブリッドを実用化したのも、世界で初めて燃料電池車を量産化したのもトヨタだ。カーボンニュートラルでも、排気音のある楽しい車ができることを期待せずにはいられない。
▲水素はガソリンよりも6~7倍ほど燃焼速度が速いという。よって、エコでありながらもエンジンのレスポンスが高く、運転の楽しさは向上するという
▲ピットストップなどで時折白い煙を見せたが、これは水蒸気。排気ガスではなく無臭の湯気がエグゾーストから排出される
▲内装はカーボン素材が多用されており、操作系は3ペダルのMT。後部座席位置には水素タンクが設置されている
文/藤野太一、写真/トヨタ自動車
ベース車両となったカローラスポーツの中古市場は?
今回紹介したマシンのベースとなるカローラスポーツ(現行型)。エンジンは1.2L直4ターボと1.8Lのハイブリッドの2タイプ。1.2Lターボモデルには6MT車も用意されている。登場からちょうど3年を経過した1回目の車検を迎えるタイミングでもあり、ワンオーナー物件を中心に流通量は400台を超えてきた。中古車平均価格は現在200万円前後。ツートンルーフやTRDオプションが付く物件は300万円弱で流通している。好条件のお買い得物件を狙うなら、今が絶好のチャンスだ。
文/編集部、写真/篠原晃一
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5月に行われた24時間耐久レース「富士SUPER TEC 24時間レース」に、トヨタは水素を従来の水素車(FCV)とは違う使い方をするマシンを参戦させた。ガソリンではなく水素を燃料にするエンジン車だ。エンジンがあることによって、今までの車と同じ楽しみを得られるが、環境汚染物質の排出はほぼゼロだという。<br />
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今回は、EVとはまた違った角度で環境対策へ望むトヨタと水素エンジン車について解説したい。<br />
</p>
<h3>期待が高まる、エグゾーストノイズを楽しめる水素エンジン車</h3>
<p>トヨタは、5月21日から23日に富士スピードウェイで行われたスーパー耐久シリーズ2021 第3戦 「NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース」に、水素エンジンを搭載したカローラスポーツベースの競技車両で参戦し、完走を果たした。<br />
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各社がEVへと傾注していくなかで、なぜいまトヨタは水素エンジンでレースに挑むのか? そのひとつのきっかけは、菅義偉首相が昨年10月の所信表明演説で、2050年にCO2などの温室効果ガスの排出をゼロにする“カーボンニュートラル”の実現をめざすと宣言したことにある。そして、菅政権が同年12月に発表した「グリーン成長戦略」では、2030年代半ばまでに乗用車の新車販売において100%電動車にするという計画が示された。<br />
<br />
その発表を受け、自動車における“カーボンニュートラル”のソリューションは、BEV(バッテリーイーブイ)しかないかのような報道が相次いだ。その動きに警鐘を鳴らしたのが、トヨタ自動車の社長であり、日本自動車工業会(自工会)会長でもある豊田章男氏だ。<br />
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「選択肢を増やしたい」。テレビCMでもそのように話している豊田社長の発言の意図は、ゴールはあくまでもカーボンニュートラルであって、すべてをBEVにすることが唯一の解決策ではないというものだ。<br />
<br />
水素エンジンの基本構造は、従来の内燃エンジンと同じものでガソリンに代わって水素を燃料として使用する。水素を燃料とする車といえば燃料電池車(FCV)があるが、これは水素を化学反応させて発電し、その電力でモーターを回して駆動する電気自動車だ。<br />
<br />
水素エンジンは、内燃エンジン車同様に排気音がしっかりとある。それでいて二酸化炭素(CO2)はほぼ排出しない。マフラーから出る白い煙は水蒸気だ。ただ、ガソリンエンジンと同様にNOx(窒素酸化物)はごくわずかに発生する。水素エンジンは、長年積み上げられてきたエンジン技術を生かしながらカーボンニュートラルにも貢献できる、大きな可能性を秘めた技術なのだ。<br />
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<br />
今回のレースでは、“グリーン水素”が用いられた。このグリーン水素とは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)および経済産業省との連携のもと、復興の証しとして福島県浪江町につくられた「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」において、太陽光発電と水から製造された100%カーボンニュートラルなもの。これを富士スピードウェイまで運んでレースに使用していた。<br />
<br />
24時間レースは、豊田社長(ROOKIE Racingチームオーナー兼ドライバーのモリゾウ)、そして小林可夢偉選手をはじめとする6名のプロドライバーによっての挑戦となった。実はこの挑戦のきっかけのひとつが、試験車に乗った小林選手の感想だったという。<br />
<br />
「昨年11月に、豊田社長と蒲郡の研修センターにあるダートコースで、水素エンジンの試験車に乗らせていただく機会がありました。ハイブリッドスポーツカーや、フォーミュラEに乗ってきた経験から、絶対にこの水素エンジンをモータースポーツに使ってほしいと思ったんです。電気自動車の一番の問題は音がしないこと。レースをしていてお客さんの声が聞こえたことがあって、正直ショックでした。この水素エンジンは、排気は水蒸気ですけど、ちゃんと音があります。言われなければ違いがわからないくらい、ガソリンエンジンと同じ音がする。これには未来があるなと感じたんです」<br />
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<br />
ちなみに、この水素充填に関するレギュレーションは、トヨタとFIA(国際自動車連盟)が協働でつくり上げたもの。2024年からル・マン24時間レースに水素燃料電池プロトタイプ・カテゴリーが導入される予定となっており、そのトライアルとしても注目されていた。<br />
<br />
トップドライバーが勢揃いしているだけあって、ベストラップは全員が2分4秒台で、モリゾウ選手のみ2分7秒台。24時間での周回数は358周。ピットインの回数は35回で、水素充填に要した時間は合計約4時間、という結果だった。カローラスポーツとほぼ近いペースで周回するST-5クラス(マツダロードスター、マツダ2、ホンダフィットなど)のトップが631周であることを鑑みれば、給水素や燃費にまだまだ課題があることがわかる。<br />
<br />
トヨタの水素エンジンへの挑戦は、まだ始まったばかりだ。実用化はもう少し先の話になるだろうが、日本の自動車産業が得意とする内燃機関技術を生かすことにつながる挑戦だ。トヨタは今後もこのマシンでスーパー耐久シリーズに参戦し、水素エンジンの開発を継続していくという。<br />
<br />
世界で初めてハイブリッドを実用化したのも、世界で初めて燃料電池車を量産化したのもトヨタだ。カーボンニュートラルでも、排気音のある楽しい車ができることを期待せずにはいられない。<br />
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<h3>ベース車両となったカローラスポーツの中古市場は?</h3>
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5月に行われた24時間耐久レース「富士SUPER TEC 24時間レース」に、トヨタは水素を従来の水素車(FCV)とは違う使い方をするマシンを参戦させた。ガソリンではなく水素を燃料にするエンジン車だ。エンジンがあることによって、今までの車と同じ楽しみを得られるが、環境汚染物質の排出はほぼゼロだという。<br />
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<p>トヨタは、5月21日から23日に富士スピードウェイで行われたスーパー耐久シリーズ2021 第3戦 「NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース」に、水素エンジンを搭載したカローラスポーツベースの競技車両で参戦し、完走を果たした。<br />
<br />
各社がEVへと傾注していくなかで、なぜいまトヨタは水素エンジンでレースに挑むのか? そのひとつのきっかけは、菅義偉首相が昨年10月の所信表明演説で、2050年にCO2などの温室効果ガスの排出をゼロにする“カーボンニュートラル”の実現をめざすと宣言したことにある。そして、菅政権が同年12月に発表した「グリーン成長戦略」では、2030年代半ばまでに乗用車の新車販売において100%電動車にするという計画が示された。<br />
<br />
その発表を受け、自動車における“カーボンニュートラル”のソリューションは、BEV(バッテリーイーブイ)しかないかのような報道が相次いだ。その動きに警鐘を鳴らしたのが、トヨタ自動車の社長であり、日本自動車工業会(自工会)会長でもある豊田章男氏だ。<br />
<br />
「選択肢を増やしたい」。テレビCMでもそのように話している豊田社長の発言の意図は、ゴールはあくまでもカーボンニュートラルであって、すべてをBEVにすることが唯一の解決策ではないというものだ。<br />
<br />
水素エンジンの基本構造は、従来の内燃エンジンと同じものでガソリンに代わって水素を燃料として使用する。水素を燃料とする車といえば燃料電池車(FCV)があるが、これは水素を化学反応させて発電し、その電力でモーターを回して駆動する電気自動車だ。<br />
<br />
水素エンジンは、内燃エンジン車同様に排気音がしっかりとある。それでいて二酸化炭素(CO2)はほぼ排出しない。マフラーから出る白い煙は水蒸気だ。ただ、ガソリンエンジンと同様にNOx(窒素酸化物)はごくわずかに発生する。水素エンジンは、長年積み上げられてきたエンジン技術を生かしながらカーボンニュートラルにも貢献できる、大きな可能性を秘めた技術なのだ。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="トヨタ 水素エンジン車" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65979/001.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲ROOKIE Racingは、これまでもGRスープラやGRヤリスでスーパー耐久へ参戦しているチームだ。中央上段がモリゾウこと豊田社長</span></div>
<p>思えば、水素エンジンの開発に取り組むのはトヨタが初めてではない。2006年にはBMWが7シリーズをベースとした「ハイドロジェン7」を国内でも少量リースしていたし、同年にはマツダもRX-8やプレマシーをベースとした水素ロータリーを搭載するモデルを同様に限定でリース販売していた。しかし、出力や燃費の向上にむけて、いくつもの課題が残ったまま量産化には至っていないのが現状だ。<br />
<br />
今回のレースでは、“グリーン水素”が用いられた。このグリーン水素とは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)および経済産業省との連携のもと、復興の証しとして福島県浪江町につくられた「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」において、太陽光発電と水から製造された100%カーボンニュートラルなもの。これを富士スピードウェイまで運んでレースに使用していた。<br />
<br />
24時間レースは、豊田社長(ROOKIE Racingチームオーナー兼ドライバーのモリゾウ)、そして小林可夢偉選手をはじめとする6名のプロドライバーによっての挑戦となった。実はこの挑戦のきっかけのひとつが、試験車に乗った小林選手の感想だったという。<br />
<br />
「昨年11月に、豊田社長と蒲郡の研修センターにあるダートコースで、水素エンジンの試験車に乗らせていただく機会がありました。ハイブリッドスポーツカーや、フォーミュラEに乗ってきた経験から、絶対にこの水素エンジンをモータースポーツに使ってほしいと思ったんです。電気自動車の一番の問題は音がしないこと。レースをしていてお客さんの声が聞こえたことがあって、正直ショックでした。この水素エンジンは、排気は水蒸気ですけど、ちゃんと音があります。言われなければ違いがわからないくらい、ガソリンエンジンと同じ音がする。これには未来があるなと感じたんです」<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="トヨタ 水素エンジン車" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65979/002.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲水素は、充填を行っていくうちに圧力が弱まり、充填速度が遅くなってしまう。そのため、2台の水素ステーションを用意し交互に稼働させていた</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="トヨタ 水素エンジン車" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65979/003.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲水素は圧縮された状態で充填される。時間はガソリンとほとんど変わらず数分で行える</span></div>
<p>カローラスポーツをベースとしたこのマシンは、後席にMIRAIの水素タンク4本を搭載。高Gのクラッシュに備え、専用のCFRPキャリアでタンクを覆った構造となっている。エンジンはGRヤリスの1.6L直列3気筒ターボエンジンがベースで、インジェクターとプラグが主な変更箇所という。詳細なスペックは非公表だったが、出力などはベースエンジンの7~8割出ているとのこと。燃費としては、12~13周ごとに給水素が必要で、パドック外に設けられた移動式水素ステーションで行われる特別措置がとられていた。<br />
<br />
ちなみに、この水素充填に関するレギュレーションは、トヨタとFIA(国際自動車連盟)が協働でつくり上げたもの。2024年からル・マン24時間レースに水素燃料電池プロトタイプ・カテゴリーが導入される予定となっており、そのトライアルとしても注目されていた。<br />
<br />
トップドライバーが勢揃いしているだけあって、ベストラップは全員が2分4秒台で、モリゾウ選手のみ2分7秒台。24時間での周回数は358周。ピットインの回数は35回で、水素充填に要した時間は合計約4時間、という結果だった。カローラスポーツとほぼ近いペースで周回するST-5クラス(マツダロードスター、マツダ2、ホンダフィットなど)のトップが631周であることを鑑みれば、給水素や燃費にまだまだ課題があることがわかる。<br />
<br />
トヨタの水素エンジンへの挑戦は、まだ始まったばかりだ。実用化はもう少し先の話になるだろうが、日本の自動車産業が得意とする内燃機関技術を生かすことにつながる挑戦だ。トヨタは今後もこのマシンでスーパー耐久シリーズに参戦し、水素エンジンの開発を継続していくという。<br />
<br />
世界で初めてハイブリッドを実用化したのも、世界で初めて燃料電池車を量産化したのもトヨタだ。カーボンニュートラルでも、排気音のある楽しい車ができることを期待せずにはいられない。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="トヨタ 水素エンジン車" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65979/004.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲水素はガソリンよりも6~7倍ほど燃焼速度が速いという。よって、エコでありながらもエンジンのレスポンスが高く、運転の楽しさは向上するという</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="トヨタ 水素エンジン車" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65979/005.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲ピットストップなどで時折白い煙を見せたが、これは水蒸気。排気ガスではなく無臭の湯気がエグゾーストから排出される</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="トヨタ 水素エンジン車" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65979/006.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲内装はカーボン素材が多用されており、操作系は3ペダルのMT。後部座席位置には水素タンクが設置されている</span></div>
<div class="author2019">文/藤野太一、写真/トヨタ自動車</div>
<h3>ベース車両となったカローラスポーツの中古市場は?</h3>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="トヨタ カローラ スポーツ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65979/007.jpg" width="600" /></div>
<p>今回紹介したマシンのベースとなるカローラスポーツ(現行型)。エンジンは1.2L直4ターボと1.8Lのハイブリッドの2タイプ。1.2Lターボモデルには6MT車も用意されている。登場からちょうど3年を経過した1回目の車検を迎えるタイミングでもあり、ワンオーナー物件を中心に流通量は400台を超えてきた。中古車平均価格は現在200万円前後。ツートンルーフやTRDオプションが付く物件は300万円弱で流通している。好条件のお買い得物件を狙うなら、今が絶好のチャンスだ。</p>
<div class="author2019">文/編集部、写真/篠原晃一</div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/bTO/s243/f001/index.html" target="_blank">トヨタ カローラ スポーツ(現行型)の中古車を探す</a></div>
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<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://www.carsensor-edge.net/?fed=contnikkan_edgec20201106001ie" target="_blank">カーセンサーEDGE.netはこちら</a></li>
</ul>
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[title] => オーバー200km/hでEVマシンが市街地を疾走、新世代レースのフォーミュラE【EDGE MOTORSPORTS】
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<div class="taC w600_img"><img alt="フォーミュラ E" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65875/000.jpg" width="600" /><span class="CP_txt"></span></div>
<p><br />FIA主導のもと開催されているフォーミュラE。Eという名前のとおり、全出場マシンが電気モーター駆動となる新時代のレースだ。モーター音をうねらせ200km/h超えで走るマシンの駆け引きを、市街地で見ることができる唯一無二のレースとなっている。<br />
<br />今回は、フォーミュラEと参戦メーカーの代表EV車の最新事情、魅力を解説したい。<br />
</p>
<h3>メーカー設計の内部機構によって、各メーカーの電動ノウハウが生きる</h3>
<p>フォーミュラEは、2014-2015年シーズンに始まった、100%電動のフォーミュラカーによるワンメイクレースだ。シリーズは、秋の開幕から年をまたいで年間十数戦程度が行なわれる。<br />
<br />排ガスも騒音もないため、サーキットではなく大都市やリゾート地などの市街地コースで行われるのが大きな特徴だ。駅の近くなどアクセスのよい場所にコースを設営し、観客は基本的に公共交通手段で移動する。サーキットにつきものの、交通渋滞を巻き起こさないという面でもサスティナブルなレースだ。<br />
<br />2020年に開幕したシーズン7より、国際自動車連盟(FIA)主催の世界選手権大会となり、これによりFIA フォーミュラ1世界選手権(F1)、FIA 世界ラリー選手権(WRC)、 FIA 世界耐久選手権(WEC)などと同格のレースシリーズとなった。<br />
<br />第1世代のマシンでは、バッテリー容量が小さく、またレース中に充電することもできないため、ピットインして別のマシンに乗り替えるという独自ルールを採用してきた。しかし、第5シーズン(2018-2019年)より「GEN2」と呼ばれる第2世代のマシンへとアップデート。バッテリーが28kWhから54kWhとほぼ倍増となり、別のマシンへと乗り替える必要がなくなった。<br />
<br />最高出力も従来の272psから340psにアップ(決勝レースでは272psに制限される)、最高速度も225km/hから280km/hになった。また、従来はオープンホイールタイプだったが、安全性向上のためフェンダーが備わった。さらに、ドライバーの頭部保護のため、F1マシンと同様の「Halo(ハロ)」が装着されている。<br />
<br />現行ルールでは、モノコック、空力パーツ、シャシー、バッテリー、タイヤはワンメイクで、MGU(モータージェネレーターユニット)、インバーター、ギアボックスはチームごとの独自開発が認められている。<br />
<br />タイヤはミシュランのワンメイクで、全戦が市街地コースという特性からスリックタイヤではなく、ウエットも兼用の溝付きタイヤを使用する。サイズは、量産の市販車に合わせ18インチサイズで、市販の『PILOT SPORT』と似た構造やパターンを採用。ここで得たノウハウが、近い将来の市販タイヤに直結しているという。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="フォーミュラE" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65875/001.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲次のシーズン8(2021-2022年シーズン)では、このGEN2 EVOマシンが活躍する予定だ。GEN2は、フロントホイールがボディで覆われていたが、GEN1のようにオープンホイールへと変更された。フロント、リアともにウイングは左右分割式</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="フォーミュラE" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65875/002.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲フォーミュラEでは、SNSなどで投票を募り、人気の高かった上位選手へ「ファンブースト」が与えられる。これはレース中1回のみ使用でき、5秒間だけ272psから340psへと出力を向上させることができるというもの</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="フォーミュラE" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65875/003.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲ファンブーストとは別に、一定時間出力が向上する「アタックモード」もフォーミュラE独自に採用されている。これは一定ゾーン(カーブ外側のタイムの落ちる位置などに設置)を走行するたびに利用可能。これを使用すると、マシンは一時的に320psまで出力アップしオーバーテイクが行いやすくなる(F1のDRSのようなもの)。使いすぎるとバッテリー切れで完走できなくなってしまうという、ゲーム性の高さも見どころのひとつだ</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="フォーミュラE" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65875/004.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲前年のシーズン6(2019-2020年シーズン)そして前々年シーズン5(2018-2019年シーズン)で優勝を収めたのは、ゴールドのカラーリングをまとったDSテチータ。また、新興EVメーカーでモータースポーツ経験のなかった中国のNIOや、WECから撤退した日産なども参加している</span></div>
<p>当初、シーズン7(2020-2021年)から、空力パーツなどに改良が施された“GEN2 EVO”にアップデートされるはずだったが、新型コロナウイルス (COVID-19) の世界的流行の影響により、シーズン8からの投入へと延期された。<br />
<br />現在はシーズン7の後半を迎えており、7月には10&11戦がアメリカ・ニューヨーク、そして12&13戦がイギリス・ロンドンで、8月の14戦&最終戦がドイツ・ベルリンで開催予定だ。<br />
<br />今シーズン参加しているのは12チーム24台で、24名のドライバーがエントリー。参戦しているのは、アウディ、BMW、DSオートモビル、ジャガー、メルセデス・ベンツ(EQ)、日産、ポルシェといった顔ぶれだ。<br />
<br />ちなみにアウディは、今シーズン限りでフォーミュラEでのワークスプログラムを終了し、2022年から新たにEVによるダカールラリープログラムをスタートするという。<br />
<br />また、シーズン9(2022-2023年)からは、第3世代マシンである「GEN3」に移行する。これは、GEN2と比べ120kg軽量化、最高出力が現行の340psから476psにまでパワーアップ。さらに、急速充電機能も備えるというから相当なアップデートとなる。マクラーレンなどが新規参入を検討しているというが、コロナの影響もありまだ詳細は決まっていない。<br />
<br />東京都も2019年度、予算にフォーミュラEの誘致にむけた調査費を計上していたようだ。また、横浜みなとみらいなども候補にあがっていたが、コロナ禍にオリンピックもあってさすがに国内の動きは止まっているようだ。また、F1をやめて電動化にかじを切るホンダの参戦はあるのか、コロナ収束の先にある電気自動車のレースは新たなブームとなりえるのか、要注目だ。<br />
</p>
<div class="author2019">文/藤野太一、写真/FIA Formula E、PSA</div>
<h3>記事で登場した参戦メーカーの代表的EVを紹介</h3>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="DS3 E-TENSE" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65875/005.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲フォーミュラEを2連勝中のDS。市販モデルではE-TENSEシリーズで電動化を推し進め、なめらかな回生ブレーキなどにレースでのノウハウを反映させている。代表車種は、ラグジュアリークロスバックのDS3クロスバックE-TENSE。他にもSUVのDS7がある。セダンのDS9は、ガソリンモデルとPHEVモデルで発売予定だ。DS3クロスバックE-TENSEだが、現在の中古市場では車両本体価格450万円前後となっている</span></div>
<div class="author2019">写真/PSA</div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/index.html?STID=CS210610&AR=&BRDC=&CARC=DS_S008&NINTEI=&CSHOSHO=" target="_blank">DSオートモビル DS3クロスバックE-TENSEの中古車を探す</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
DSオートモビル DS3クロスバックE-TENSE × 全国</div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="アウディ e-tron スポーツバック" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65875/006.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲アウディのEVは、大型SUVのe-tronからラインナップが始まった。デジタルサイドミラーや未来的なインテリアを採用するなど、先進さが大きな特徴となっている。今後、クーペモデルのe-tron GTも発売される予定だ。e-tronだが、現在の中古市場では車両本体価格1100万円前後となっている</span></div>
<div class="author2019">写真/Audi AG</div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/index.html?STID=CS210610&AR=&BRDC=&CARC=AD_S073&NINTEI=&CSHOSHO=" target="_blank">アウディ e-tronの中古車を探す</a></div>
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アウディ e-tron × 全国</div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="BMW i3" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65875/007.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲i8とともにBMWのEVモデルを象徴するのがi3だ。両車ともカーボン製骨格を採用するなど、スーパーカー顔負けのレシピとなっている。また、i3には充電用の2気筒エンジンを搭載するレンジエクステンダーも用意されている。i3は他のEVよりも登場が早かったため中古車流通量も多めで、250万から450万円前後の予算感で探せるなど、選択肢は広々としている</span></div>
<div class="author2019">写真/BMW AG</div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/index.html?STID=CS210610&AR=&BRDC=&CARC=BM_S045&NINTEI=&CSHOSHO=" target="_blank">BMW i3の中古車を探す</a></div>
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<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ジャガー iペイス" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65875/008.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲ジャガー初のEVは、ワイド&ローなラグジュアリーSUVのiペイス。90kWhという大容量バッテリーを搭載し、400ps/696N・mというパワーを誇る。加速と乗り心地のよさが際立つ完成度の高いEVだ。現在の中古車市場では、車両本体価格700万円前後となっている</span></div>
<div class="author2019">写真/Jaguar Land Rover</div>
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<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/index.html?STID=CS210610&AR=&BRDC=&CARC=JA_S020&NINTEI=&CSHOSHO=" target="_blank">ジャガー iペイスの中古車を探す</a></div>
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<div class="taC w600_img mB10"><img alt="メルセデス・ベンツ EQC" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65875/009.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲メルセデス・ベンツは、EQブランドで電動化を推し進めている。その第1号がEQCだ。メルセデス・ベンツらしい上質さと、大型モニターなどを装備した先進性が詰め込まれた1台となる。新しいモデルながらすでに中古市場にも流通しており、車両本体価格900万円前後の相場となっている</span></div>
<div class="author2019">写真/Daimler AG</div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/index.html?STID=CS210610&AR=&BRDC=&CARC=ME_S057&NINTEI=&CSHOSHO=" target="_blank">メルセデス・ベンツ EQCの中古車を探す</a></div>
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<div class="taC w600_img mB10"><img alt="2代目 日産 リーフ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65875/010.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲国内で絶大な人気を誇るEVが、日産 リーフ。現行型の2代目では、プロパイロットがオプションで装備可能。中古市場では500台以上が流通しており選択肢は豊富だ。相場はプロパイロット付きで車両本体価格250万円前後となっている</span></div>
<div class="author2019">写真/日産自動車</div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=NI_S168&FMCC=NI_S168_F002" target="_blank">日産 リーフ 現行型(2代目)の中古車を探す</a></div>
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<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ポルシェ タイカン" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65875/011.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲ポルシェ タイカンは同社初の量産EVモデル。他のEVではあまり採用されていない2速のギアボックスを搭載している。0 - 100km/h加速は2.8秒、最高速度260km/hと、ポルシェというスポーツブランドらしいハイパワー俊足モデルだ。中古車も流通しており、エントリーグレードであれば車両本体価格1500万円ほど、最上位グレードのターボSであれば2700万円ほど</span></div>
<div class="author2019">写真/Porsche AG</div>
<div class="sarch_col">
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<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://www.carsensor-edge.net/?fed=contnikkan_edgec20201106001ie" target="_blank">カーセンサーEDGE.netはこちら</a></li>
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[description] => 1923年から行われている伝統的レースのル・マン24時間耐久レース(WECの中の1ステージ)。モナコ・グランプリ(F1)やインディ500とともに世界三大レースの1つとも言われている。世界各国のGTカーに加え、自動車メーカーのプロトタイプマシンが混走。24時間で約5000kmを走破する過酷なレースだ。今回はル・マン24時耐久レースのカテゴリーや参戦車に加え、今後の方針など
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<div class="taC w600_img"><img alt="Le Man" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66062/000.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲モータースポーツの世界でも注目度の非常に高いル・マン24時間耐久レース。かつてフォードGTやポルシェ 917などの伝説的マシンが活躍、注目された場でもある</span></div>
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<p>1923年から行われている伝統的レースのル・マン24時間耐久レース(WECの中の1ステージ)。モナコ・グランプリ(F1)やインディ500とともに世界三大レースの1つともいわれている。世界各国のGTカーに加え、自動車メーカーのプロトタイプマシンが混走。24時間で約5000kmを走破する過酷なレースだ。<br />
<br />今回はル・マン24時耐久レースのカテゴリーや参戦車に加え、今後の方針などを解説していきたい。<br />
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<h3>WECの中でもル・マンは特別なステージ</h3>
<p>2021年8月21~22日、フランスのル・マン・サルト・サーキットでFIA世界耐久選手権(WEC)第4戦目となる、第89回ル・マン24時間の決勝レースが行われた。<br />
<br />WEC(FIA World Endurance Championship)は、プロトタイプマシンとGTマシンが混走して争う耐久レースの世界選手権。近年は年間6戦または8戦が開催されてきた。レギュレーションによって各レースの長さは6時間以上と規定されており、その中でル・マンが最長の24時間となっている。<br />
<br />ル・マンでのレースは伝統的に6月に開催されてきた。最も集客力のあるこのレースを最終戦にしたいという主催者の思惑から、2018年に年をまたぐ“スーパーシーズン制”を導入した。しかし、コロナ禍によってスケジュールは二転三転し、今年は4月のスパ・フランコルシャン(ベルギー)で始まり、11月のバーレーンで最終第6戦を迎えるスケジュールとなっている。残念ながら、毎年富士スピードウェイで開催されてきた日本大会は、2020年、2021年ともに中止となってしまった。そんな中で、今年のル・マンは異例の8月開催になったというわけだ。<br />
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<div class="taC w600_img mB10"><img alt="トヨタ GR010ハイブリッド" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66062/001.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲ル・マンのハイパーカークラス(LMP1)で使用されるマシンは、完全競技用のプロトタイプマシン。究極の性能と24時間走行に耐えられる耐久性を備えている(写真はトヨタの最新マシン、GR010ハイブリッド)</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="アウディ R18" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66062/002.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲コース中盤のミュルザンヌ・ストレート(別名ユノディエール)では、公道区間であるにも関わらず、ほとんどのプロトタイプマシンが320km/h以上をたたき出す。シケイン設置前の6km連続ストレート時代には、405km/hを出したマシンも存在した</span></div>
<h3>プロトタイプマシンとスポーツカーベースマシンの混走は見もの</h3>
<p>現行のWECは「Hypercar(ハイパーカー)」、「LMP2」という2種類のプロトタイプカテゴリーと、「LMGTE Pro」「LMGTE Am」というプロとアマチュアが乗るGTマシンカテゴリーの計4つのクラスが混走している。<br />
<br />「ハイパーカー」は、LMP1とLMP1Hに代わる最上位クラス。かつて存在したLMP1H(ハイブリッド)クラスはアウディやポルシェの撤退以降、巨額の開発費などの問題から新規参入メーカーが得られず実質的にトヨタ1社のみという状況にあった。そこで、今年から新たに採用された技術規則によるマシンが、ハイパーカークラスのLe Mans Hypercar(LMH)となる。<br />
<br />2021年のハイパーカー規定では、ハイブリッドとノンハイブリッドの2つが設定されており、ハイブリッドにはトヨタがニューマシン「GR010ハイブリッド」を投入。ノンハイブリッドはイギリスのグリッケンハウス・レーシングの「Glickenhaus 007 LMH」と、F1でもルノーからアルピーヌへとリブランドした「Alpine A480」が参戦した。最終的に今年のル・マン24時間レースでは、トヨタが1-2フィニッシュで4連覇を達成、今年から設定されたハイパーカーという新カテゴリーでの初ウイナーとなった。<br />
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<div class="taC w600_img mB10"><img alt="トヨタ GR010ハイブリッド" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66062/003.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲ハイパーカーカテゴリー初の優勝を飾ったGR010ハイブリッド。2台とも燃料系のトラブルを抱えていたものの、巧みなレース戦略によって無事完走した</span></div>
<p>GTマシンのクラスには、世界的に流行しているGT3とは異なるLM GTEが参戦している。LM GTE Proでは、フェラーリ(フェラーリ 488 GTE Evo)、シボレー(シボレー・コルベットC8.R)、ポルシェ(ポルシェ 911 RSR-19)の3メーカーを含む計8台のワークスマシンが参戦。LM GTE Amでは、フェラーリ、ポルシェに加えて、アストンマーティン・ヴァンテージAMRなど計23台が参戦した。結果、LM GTE Proではフェラーリが優勝、2位がコルベット、3位がポルシェと各社で表彰台を分けることになった。(LM GTE Amはフェラーリが優勝)<br />
<br />一方、2022年シーズンからは、プジョーがハイパーカークラスにニューマシン「プジョー 9X8ハイパーカー」での参戦を発表。2023年からはフェラーリもハイパーカークラスへの参戦を表明している。また、同年よりアメリカのIMSAとル・マン24時間レースの主催者であるACO(フランス西部自動車クラブ)が共通のプラットフォームやハイブリッドシステムを用いる新レギュレーション「LMDh(ル・マン・デイトナ・hybrid)の導入を予定しており、LMHとの性能調整のうえ、最上位クラスでの混走を可能とするという。これにより、アウディとポルシェがWECへの復帰を発表している。そして、この年を最後にGTマシンクラスのGTE proを終了させる予定だ。<br />
<br />2024年からはGT3マシンをベースとした新しいGTクラスがスタートするという。さらには、ル・マンに水素燃料電池プロトタイプ・カテゴリーを導入することも検討されているというから、今後はますます注目度が高まることが必至。<br />
<br />ちなみに、いまFIAから発表されている2022年シーズンのカレンダーでは、9月に富士での第5戦が予定されている。<br />
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<div class="taC w600_img mB10"><img alt="トヨタ GR010ハイブリッド" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66062/004.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲プジョーのハイパーカークラス用マシン「9X8ハイパーカー」。他のマシンに装備されている大型リアウイングをもたない特殊な1台だ。プジョーいわく、このマシンは特殊な空力設計をもつため、ウイングは必要ないという</span></div>
<h3>プロトタイプと混走する市販車ベースマシンも要チェック!</h3>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ポルシェ 911 RSR" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66062/005.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲ポルシェ 911をベースとした911 RSR 19。ベースの911は、ご存じのとおりエンジンを最後尾に置くRRレイアウトを採用するが、RSRではトランスミッションとエンジンの配置を、逆にすることでMR化を果たした。これにより、車体後部にあるエアロパーツの自由度が増し、パフォーマンスも向上したという</span></div>
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<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&ROUTEID=edge&CARC=PO_S001&FMCC=PO_S001_F005" target="_blank">ポルシェ 911(991型、2011~2019年)の中古車を探す</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
ポルシェ 911(991型、2011~2019年) × 全国</div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="フェラーリ 488 GTE" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66062/006.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲フェラーリ 488 GTBがベースの488 GTE Evo。ホイールベースを延長しタイヤの持続時間を延ばすよう改良が施されている。エンジンはベースモデルとほぼ変わらないが、過酷な24時間走行を見据えて制御システムが更新されている</span></div>
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<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/index.html?STID=CS210610&AR=&BRDC=&CARC=FE_S044&NINTEI=&CSHOSHO=&ROUTEID=edge" target="_blank">フェラーリ 488 GTBの中古車を探す</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
フェラーリ 488 GTB × 全国</div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="アストンマーテン ヴァンテージ AMR GTE" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66062/007.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲アストンマーテン ヴァンテージをベースとしたヴァンテージ AMR GTE。6速シーケンシャルギアボックスなどを搭載し、ベースと同じAMG製V8エンジンを搭載。2020年にはステージ優勝に加えマニュファクチャラーズ・タイトルも獲得した</span></div>
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<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&ROUTEID=edge&CARC=AS_S001&FMCC=AS_S001_F002" target="_blank">アストンマーテン ヴァンテージ(2代目)の中古車を探す</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
アストンマーテン ヴァンテージ(2代目) × 全国</div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="シボレー コルベット C8.R" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66062/008.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲日本でも今年から納車が始まっている、コルベットC8がベースとなっているC8.R。エンジンは5.5Lの自然吸気V8を搭載し、排気効率を高めるフラットプレーンクランクを採用している。今年のル・マンではブレーキ交換なしで、GTE Proの2位を獲得した</span></div>
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<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor-edge.net/catalog/chevrolet/corvette/F005M001/" target="_blank">シボレー コルベット (5代目 現行型)のカタログを見る</a></div>
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<div class="author2019">文/藤野太一、写真/トヨタ自動車、Audi AG、Stellantis NV、Porsche AG、Ferarri NV、Aston Martin、Chevrolet</div>
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://www.carsensor-edge.net/?fed=contnikkan_edgec20201106001ie" target="_blank">カーセンサーEDGE.netはこちら</a></li>
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