トヨタ自動車は、一般参加車両約100台が一般公道をパレードする第25回クラシックカー・フェスティバルを5月25日(日)に開催する。愛・地球博記念公園(モリコロパーク) 大芝生広場などで行われるこのイベントには、パレード走行のほかにもトヨタ博物館所有の11台やトヨタ車体所有のクラシックモデルが展示・走行披露される。

一般公道でのパレードにはテールフィンスタイルが優雅な1960年式のトヨペット クラウンRS21型が先導車両として登場し、約14kmのコースを走行。そしてパレードを終えた車たちは終了後に大芝生広場に展示される予定だ。

トヨタ博物館が所有する車両の走行披露では「挑戦した車たち」をテーマに、1951年式トヨペット SA型乗用車をはじめ、1967年式スバル1000、1934年式デソート エアフローシリーズSE(アメリカ)、1947年式チシタリア 202クーペ(イタリア)、1948年式タッカー ’48(アメリカ)、1960年式シボレー コルベア(アメリカ)が登場する。

また記念撮影が楽しめる車両としてアメリカ初の小型車となるナッシュ メトロポリタン(1973年式)とマスタングの上級バージョンで大相撲名古屋場所の優勝力士を乗せて名古屋市内を祝賀パレードしたこともあるマーキュリー クーガーXR7(1973年式)も登場する。

さらに同乗試乗会に1963年式のトヨタ ライトバス、1962年式フォード サンダーバード、1995年式ベントレー コンチネンタルが登場するほか、先着2000名にピンバッジが進呈される東日本大震災被災地支援ブースなども設置される。

現代の車にはない優美な曲線を描くボディラインや愛嬌のあるフロントフェイス、さらにアナログ感満載のエンジン音には、あらゆる世代の人に時が経つのを忘れさせる不思議な魅力を宿している。普段は最新の電子制御が奢られた車に乗る人も、初夏の休日を温かみのある車たちに囲まれて過ごしてみるのもよいかもしれない。

全長14kmのコースを100台のクラシックカーが走るパレードは圧巻。今年の先導車両は最高出力58馬力を誇った初代クラウンの後期モデル

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物資が少ない終戦直後にバックボーンフレーム構造、4輪独立懸架などを取り入れた画期的なモデルとして語られるトヨペット SA型乗用車

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コースターの前身モデルとなるトヨタ ライトバス。1964年に開かれた東京オリンピックでは、選手や観客の輸送で活躍したという

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