去る10月27日(日)、東京のMEGAWEBにてタミヤが主催するミニ四駆の全国大会「ジャパンカップ2013」の東京第4次予選、決勝大会が開催された。この日は東京第4次予選の参加者と、全国15会場で行われた予選の優勝者、小学生から大人まで約2000人のミニ四駆レーサーがMEGAWEBに集結した。

参加者は自慢のマシンで連続S字カーブや山のようにそびえ立つバンクを備えた全長213mの超テクニカルコースに挑戦。全国大会だけあり、「ミニ四駆ってこんなに速いのか」と驚くようなスピードのマシンが続々とレースを走った。

今回、幅広い参加者の中でも特に多かったのは20代~30代の男性。子どもの頃に遊んでいた方が、大人になって再び参戦しているご様子で、なかには「子供の頃にはできなかった改造や、お金がなくて買えなかったパーツを買って、とことんイジリつくしていますよ!」といった熱いコメントも。

また、父と息子が揃ってレースに参戦する姿もあり、「子供の頃を思い出しながら、息子と一緒になって楽しく遊んでいます」と父が語れば、息子さんは「パパと一緒に作ったり走らせたりできて楽しい!」と嬉しそうに話してくれた。

ミニ四駆は、1982年の発売以来、1億7000万台以上も購入された子供から大人まで楽しめる自動車ホビー。その歴史を考えれば、幼少期に遊んだ記憶を持つ大人が、今また自分の子供と一緒になってミニ四駆に興じる姿もごく自然な事なのかもしれない。

この大会と同日に行われたメディアレースにはカーセンサー編集部も参戦。結果はレース途中のコースアウトでリタイアに終わってしまったが、様々なアフターパーツで工夫しながらカスタマイズし、自分だけの1台を作るという本当の車さながらの楽しみを存分に体感することができた。

なお、次回の公式大会は11月3~24日にかけて行われるミニ四駆グランプリ2013。仲間同士はもちろん、親子でも楽しめるミニ四駆。興味がある方は是非一度、グランプリに参加してみてはいかが?

ジャパンカップ2013入賞者。中学生以下のジュニア部門とオープンクラスに分けられ、ジュニア部門は小学生の女の子(写真中央)が優勝

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この日は美しさを競うコンクールデレガンスも併催され、精巧な塗装を施されたマシンが来場者を驚かせた

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家族そろってレースに参加している一家を発見! 「女性でも簡単に作れますし、やってみると楽しいです」と奥様

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カーセンサー編集部が製作したミニ四駆。パーツを組み塗装を施すことで世界に1台しかないマシンを作れることもミニ四駆の醍醐味

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