シトロエン Cカクタス【東京モーターショー2007】
カテゴリー: レース&イベント
タグ:
2007/11/06
フランス合理化主義の賜物エコカー
環境を考えれば車はディーゼルハイブリッド、しかも本気で考えれば一部の人々が乗る車ではなく大衆車のほうが効果が高い。と、考えたシトロエンが送り出しのがたCカクタスだ。ボディサイズは同社のC4とほぼ同じだが、車両重量は1180kgと150~180kg軽い。100kmを2.9Lで走るというから、燃費は約34.5km/L。ここまでやるには、例えば通常は12個あるドアパネルの部品を2つに集約したり、幅が狭い17インチタイヤをミシュランと共同開発するなど、合理化が徹底されている。さらにインテリアには、普通は捨てられるレザーの切れ端や、ウール製のフェルトなどをリサイクルして使用するという。しかしこの車、ただ環境に優しいだけではない。天井をパノラマガラスサンルーフが覆うことで明るいキャビンを演出し、ダッシュボードを取り去った無駄のない空間を提案するなど、そのほかの次世代への提案も十分ある。
↑設計・生産プロセスの合理化のため、フロントバンパーとランプ類のパネル部分はリアゲート部分のパーツと共通化。部品数を削減している
↑イグニッションキーは、タッチスクリーン付ポータブルMP3プレーヤーになっている。これをステアリングコラム部に差し込むことでエンジンがスタートするのだ
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