2012年、最も美しいカラーデザインに選ばれたのはスバルのXV
カテゴリー: レース&イベント
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2012/12/17
12月13日、日本流行色協会による今年最も美しいカラーデザインを決める「オートカラーアワード2013」が発表され、スバルのXVに採用された「デザートカーキ(エクステリア)×ブラック(インテリア)」がグランプリを獲得した。
今回で15回目を迎えるこのアワード。パワーや燃費といったスペックではなく優れた色彩の自動車デザインを表彰するもので、今年は各メーカーから21モデル27色がエントリー。それぞれのカラーデザインを担当したデザイナーがプレゼンテーションを行い、ファッションやプロダクトデザインなど自動車分野以外で活躍するカラーデザイナーによって結成された審査委員会が今年の1色を選出した。
今回はダイハツ ミラココアのムースピンク、日産 フェアレディZのサンフレアオレンジ、ホンダ N-ONEのイノセントブルーメタリック、そしてマツダ アテンザのソウルレッドプレミアムメタリックなど個性的かつ美しいカラーが数多くエントリーし、審査員を悩ませた。最終的にはアテンザのソウルレッドプレミアムメタリックとXVのデザートカーキの一騎打ちとなり、見事XVが今年最も美しいカラーデザインに選ばれた。
スバルでXVのカラーデザインを担当した雲野裕紀デザイナーは「XVはグローバル戦略上、広告などの露出をタンジェリンオレンジパールで統一している。普段皆さんにお見せできていなかったデザートカーキも我々のこだわりが詰まった色。こうやって評価されたことは本当にうれしい」とコメント。
審査委員長を務めた有元正存氏は「今回は彩度や深みを追求するような“きれいな色”、低彩度やソリッドライクのような“渋めの色”、2トーンや3トーンのようなエクステリアカラーでの“カラーコーディネーションありきのデザイン”という3つの傾向がみられた。グランプリを選ぶにあたって、どの点を重視するか議論が揺れたが、“きれいな色”という視点はこれまでもあるものだったため、“渋めの色”“カラーコーディネーションありきのデザイン”という2点を重視し、その両方ともが高く評価できる点で、スバルXVのデザートカーキ(エクステリア)×ブラック(インテリア)をグランプリに選んだ」と選出理由を説明した。
なお今回参加した各社カラーデザイナーによる「オートカラーデザイナーズ・セレクション」の投票では、エクステリア部門でアテンザのソウルレッドプレミアムメタリック、インテリア部門でレクサスGS450hのサドルタンとアテンザのオフホワイトが選ばれている。