ホンダが2012年のモータースポーツ活動計画を発表

スーパーGTのGT300クラスに
ハイブリッドシステムのCR-Zを投入

ホンダ技研工業株式会社が2012年のモータースポーツ活動計画を発表しました。国内4輪カテゴリーでは、スーパーGTに幻のスポーツカーといわれるアキュラ・アドバンスド・スポーツカー・コンセプトをベースに作られたレース専用マシンの「HSV-010GT」を投入、5チーム5台体制でタイトル獲得を狙います。また今シーズンよりGT300クラスにCR-Zを投入することも発表。このマシンにはホンダのモータースポーツパーツ等を開発している株式会社M-TECと共同開発するレーシングハイブリッドシステムが搭載されます。先にスバルから新型クーペBRZがこのクラスへのエントリーを発表しているだけに、今年はGT300クラスからも目が離せない1年になりそうです。

海外4輪カテゴリーでは今年もアメリカのインディカーシリーズにエンジンを供給します。6チーム10台がホンダの2.2L V6ターボエンジン「HI 12R」を搭載、そのうちの1台である「レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング」は日本の佐藤琢磨選手をドライバーとして起用。昨年は2度のポールポジションを獲得した佐藤選手、今年も大活躍してくれるはずです。

またホンダは欧州を中心に行われているFIA世界ツーリングカー選手権シリーズ（WTCC)への参戦も決定。欧州で販売される新型シビック（5ドア）で10月に鈴鹿サーキットで開催される日本ラウンドから同シリーズに参戦、2013年のフル参戦を目指すとのこと。このマシンに搭載されるのは4気筒の1.6Lターボエンジン。ホンダのターボエンジンがレーシングシーンに復活となれば、市販車への搭載にも期待が高まります。

ホンダの原点はやはりモータースポーツ。今年も様々なカテゴリーで熱いバトルを楽しませてくれそうです。

2012年ホンダモータースポーツ活動の概要
http://www.honda.co.jp/news/2012/c120203.html