東京モーターショー2009|日刊カーセンサー

懐かしいN360似の電気自動車はハイテク満載
市販予定のCR-Zなどハイブリッドカーも充実

ホンダ EV-N|日刊カーセンサー
ホンダが出品する『EV-N』(写真左)は、懐かしのN360を彷彿とさせるデザインで登場する。歩行者が携帯する小型発信器LOOPや他の参考出品車(EVカブなど)との間で情報のやり取りが行われ、「お先にどうぞ」といったコミュニケーションが図ることができる。

街中を気軽に移動できる小さな電気自動車で、グリルやリアゲートに内蔵されたランプの点灯パターンが変わることによって愛着ある演出で状態やドライバーの心理を表現。内装には薄型液晶ディスプレイや交換可能な薄型シートバックが用いられている。

ハイブリッドカーの分野でもホンダの出展物には力が入っている。まず、2007年東京モーターショーに参考出品された『CR-Z(写真左下)』は、市販モデルに近いものとなって再び登場。4080mm×1740mm×1350mmのコンパクトなボディに1.5Lのi-VTECエンジンと電気モーターが搭載され、トランスミッションには6速MTが組み合わされる。コックピット感覚のインパネ(写真中下)も要チェックだ。

  • ホンダ CR-Z フロント|日刊カーセンサー
  • ホンダ CR-Z インパネ|日刊カーセンサー
  • ホンダ スカイデッキ|日刊カーセンサー

もう1台はミニバン型の参考出品車『スカイデッキ』(写真右上)で、キャビン上半分がガラスで構成されているのが印象的だ。フロントにガルウイング式、リアに斜めスライドドアが採用されているので、ドアオープン時にはインパクトある姿となる。インテリアには6名分のシートが用意され、2列目はフロントシート下に電動スライドして3列目への乗降を助ける。その3列目は床下ダイブダウン方式でコンパクトに格納する事が可能だ。

Photo/篠原晃一