東京モーターショー2009|日刊カーセンサー

輸入車ナンバー1のVWは出品辞退しても
新型車の投入計画は曲げずに押しとおした

VW ゴルフ|日刊カーセンサー
幕張メッセ 東ホール ブース図|日刊カーセンサー

前回のこのコーナーでは、幕張メッセの中央ホールに本来出展するはずだった輸入車ブランドを取り上げたが、今回は隣の東ホールに並ぶ予定だった各メーカーを見ておきたい。

日産と三菱がブースを構え、タカラトミーやソニーコンピュータエンターテイメント、幼児くるま絵画展、そして東京FMのサテライトスタジオが陣取る東ホールには当初、輸入車ブランドNo1を標榜しているVW(写真左が同社の代表車ゴルフ)、国内市場で成長ぶりをアピールしているアウディが巨大なブースを構える予定だった。

が、両社とも「ドイツにある本社の意向で出展中止」(関係者談)を決めて撤退。9月下旬まで出展を計画していたヒュンダイも、もともとはマセラティとともに東ホールに割り振られるはずだった。

そのVWは東京モーターショーに参加しないにもかかわらず、開催直前の昨日(10月20日)新型ポロを華々しく発表した。日本市場に背を向けるかのようにショー出展を辞退したのに、そのタイミングで我が道を行くように新型車を発表するとは…。

とはいえ、この前日発表はショー会場という発表の場を失ったためと言い換えることもできるので、やはりVWとしては東京モーターショーで発表したかったというのがホンネだろう。