▲土足で乗り込むことが多い車の床=フロアはほこり以外にも泥や砂利、雑菌などがいっぱい。玄関で靴を脱ぐ家の床も掃除機をかけたり拭き掃除をしたりするのだから、洗車のついでに車の床もキレイにしよう! ▲土足で乗り込むことが多い車の床=フロアはほこり以外にも泥や砂利、雑菌などがいっぱい。玄関で靴を脱ぐ家の床も掃除機をかけたり拭き掃除をしたりするのだから、洗車のついでに車の床もキレイにしよう!

放置しておくと、フロアマットはニオイの原因にも……

傘を差しても洋服や荷物が濡れてしまうほどの雨の日に車で出かけたとき、歩道を濡れながら歩いている人を見ると、申し訳ないと思いつつ、「僕は車で出かけてよかった」とついついホッとしてしまいます。家族とアウトドアで存分に遊んだ後、疲れて寝ている子供の寝息を聞きながらの帰路は何とも言えない幸福感に包まれます。梅雨を迎えるこれからの時期、そうした機会は増えていくことでしょう。

でもここでよく考えてみましょう。車内を土足禁止にしている人を除き、車には靴のまま乗り込みますよね。雨の日は濡れた靴で乗り込み傘からの滴がフロアマットに染み込みます。アウトドアで遊んだ後は泥だらけの靴でフロアマットを踏んでいます。さらに日常でも髪の毛やホコリがマットの上に落ち、だんだんとマットの奥に入り込んでしまっているのです。

そこで今回は車のフロアマットを簡単に掃除する方法をお伝えしましょう。とはいえ何時間もかけて行うくらいなら買ったお店に車を持ち込みプロにお願いした方がいい。ここでは誰でも簡単・安上がりにできる方法をお伝えします。洗車のついでにフロアマット掃除にもチャレンジしてみてください!

■フロアマットのゴミを簡単に取り除くには?

フロアマットの繊維の中には小さなゴミや髪の毛が入り込みやすいんです。しかも掃除機で吸い込もうにもマットの毛が邪魔でうまく取れないんですよね……。家庭のカーペットでもこのような悩みを抱えている人は多いはず。今回ご紹介する方法は家庭の簡単お掃除アイデアを車に応用したもの。さっそくやっていきましょう!

<用意するもの>
●食器洗いなどで使うゴム手袋
●布団たたきや掃除機

フロアマットはフックなどで床に固定されていますので、フックを外してフロアマットを外に出します。次に、ゴム手袋をはめた手でマットを撫でていきます。すると根元に詰まった小さなゴミや髪の毛が静電気によって浮いてきます。また手袋の摩擦で奥に入っている砂利なども浮いてきます。

ゴミを浮かせたら、掃除機で吸い込んだり布団たたきなどで払いましょう。布団たたきでたたく場合は近所にゴミやほこりが飛び散って迷惑をかけない状況で行ってくださいね。

▲フックを外してフロアマットを外に出し、ゴム手袋をはめた手でマットを撫でます。すると根元に詰まった小さなゴミや髪の毛が静電気によって浮いてきます。手袋の摩擦で奥に入っている砂利なども浮いてきます ▲フックを外してフロアマットを外に出し、ゴム手袋をはめた手でマットを撫でます。すると根元に詰まった小さなゴミや髪の毛が静電気によって浮いてきます。手袋の摩擦で奥に入っている砂利なども浮いてきます
▲ゴミを浮かせたら、掃除機で吸い込んだり布団たたきなどで払います。布団たたきでたたく場合は近所にゴミやほこりが飛び散って迷惑をかけないように行ってくださいね。時間があれば、この後フロアマットを洗ってみましょう。ただフロアマットを車内に戻すのは完全に乾いてからにしてください ▲ゴミを浮かせたら、掃除機で吸い込んだり布団たたきなどで払います。布団たたきでたたく場合は近所にゴミやほこりが飛び散って迷惑をかけないように行ってくださいね。時間があれば、この後フロアマットを洗ってみましょう。ただフロアマットを車内に戻すのは完全に乾いてからにしてください

■車内がなんとなく臭い……と思ったときは?

長年乗った車は車内で独特の“ニオイ”を感じることがあります。ニオイの元はいろいろ考えられますが、フロアマットもそのひとつ。マットに潜むダニの死がいや糞(ハウスダスト)、マットの汚れや湿気がニオイの元になるのです。エアコンの風はカビ臭くないけれどなんとなく臭う……。そんなときはこの方法を試してみてください。

<用意するもの>
●重曹
●掃除機

重曹には消臭作用がありますので、乾いたフロアマットに重曹をまき、そのまま一晩放置します。フロアマットを外に出して重曹をまくのがベストですが、置く場所がなければ車内に置いたままでも大丈夫。その際、シートレールの隙間などに重曹が入らないようにしてください。また重曹はアルミにかかると化学反応でアルミが黒くなるので注意してください。

一晩置いたらまいた重曹を掃除機で吸い取ります。重曹はシートにもまいて構いません。ただし変色する可能性もあるので、事前にシートの端で試しておきましょう。

▲乾いたフロアマットに重曹をまき、そのまま一晩放置します。フロアマットを外に出して重曹をまくのがベストですが、置く場所がなければ車内に置いたままでも大丈夫。その際、シートレールの隙間などに重曹が入らないようにしてください。また重曹はアルミにかかると化学反応でアルミが黒くなるので要注意! ▲乾いたフロアマットに重曹をまき、そのまま一晩放置します。フロアマットを外に出して重曹をまくのがベストですが、置く場所がなければ車内に置いたままでも大丈夫。その際、シートレールの隙間などに重曹が入らないようにしてください。また重曹はアルミにかかると化学反応でアルミが黒くなるので要注意!
▲一晩置いたらまいた重曹を掃除機で吸い取ります。重曹はシートにもまいて構いません。ただし変色する可能性もあるので、事前にシートの端で試しましょう ▲一晩置いたらまいた重曹を掃除機で吸い取ります。重曹はシートにもまいて構いません。ただし変色する可能性もあるので、事前にシートの端で試しましょう
text/高橋 満(BRIDGE MAN) photo/福嶌弘(編集部)