安全第一！緊急停車時の対処法【トラブルシューティング編】

カテゴリー: カーライフ

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2013/11/04

車の異常を感じたり、万が一のときには、後続車両の邪魔にならないように安全な路肩に停車。ハザードランプの点灯も忘れずに

緊急停車時にハンドルを切っておくのは、傾斜などで車が動き出してしまったときに車線側に出てしまわないため。登りの場合は右、下り坂の場合は左に

発炎筒は車両後方で見通しの良い場所に設置。近くに燃えやすい物がないことも確認。着火さえできれば雨の日でも大丈夫

発炎筒は自動車の保安基準で装備が義務付けられているアイテム。基準を満たしているものであれば代用が可能。LED式の非常信号灯などがある

高速道路上の場合には三角停止板の使用も義務。車外に出るときは後方の安全を十分確認し、後続車の見やすい位置へ設置

止まりそう！な感覚をいかに早く察知するかが勝負

あれれ、なんだか車の調子がおかしいゾ…緊急停止しなきゃ！　そんなとき、ついアタフタしてしまいがちですよね？　ここでは、路上で愛車にトラブルが起きたときに冷静に対処するためのトリセツをお送りします。

車に異変を感じたとき、まず最初にすべきことは「できるだけ通行の邪魔にならない、安全な路肩に停車すること」です。経験者の立場から言わせていただきますと、この“異常を察知する”感覚が大切。燃料系や電気系トラブルの場合は、異常が出てからすぐにエンジンが停止してしまうケースが多く、すぐに不動におちいってしまうからです。

停車したらエンジンを切ってパーキングブレーキを引き、ハザードランプを点灯、ロードサービスなどのレスキューを待つ…ここまでは当然ですが、道路に勾配が付いている場合にはハンドルを切っておくのも忘れずに。これは傾斜などによって、万が一、車が動き出してしまっても、車線側に車が飛び出さないための安全策です。

災害などでやむを得ず車を離れなければならない場合も同様なので、覚えておいてくださいね。

二次トラブルを防ぐための必須装備

続いて、後続車に停車していることを知らせ、追突の危険を避けるために発炎筒を設置します。

発炎筒は着火すると赤くてまぶしい炎が出るのでちょっとビックリしますが、ここはひとつ冷静に。故障車の後方、後続車ができるだけ遠くから確認できる位置に置きます。炎が出るので、近くに燃えやすい物がない場所にしましょう。ちなみに雨の日でも着火さえできれば消えることはありません。

また、「160カンデラ以上の赤色光」を発するものであれば代用することができます。例えば、炎の代わりにLEDを使った「非常信号灯」などでもOKです。

後方の安全を確保するためのアイテムとして、三角停止板を設置する場合もあります。その際は、とにかく後続車から見やすい場所に設置することを心がけてください。後方から車両が来ないのを十分に確認したうえで車外に出て、安全な場所に避難したうえで組み立てましょう。

高速道路上で故障して駐停車する場合には、三角停止板の設置が道路交通法で義務付けられており、違反すると減点、反則金が科せられるのをお忘れなく。

ちなみに発炎筒は保安基準で装備が義務付けられています。購入した車に発炎筒や三角停止板が装備されていなかった場合には、別途必ず用意してください。故障や事故を経験しないに越したことはありませんが、もしもの非常事態こそ、落ち着いて行動することが大切です！