自分でできるエンジンルームの日常点検【しっかりメンテ編】
カテゴリー: カーライフ
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2013/08/05
エンジンオイルのレベルゲージは必ずエンジン本体の近くにある。一度ゲージを拭いてから再度差し込んで量を確認
ラジエターは白い樹脂製のリザーバータンクでクーラントの量を確認。十分に水温が下がっていることを確認してから行うこと
ウォッシャー液は残量のレベルが確認できない場合が多い。目視できるところまで希釈したウォッシャー液を入れてみる
バルクヘッド(エンジンルームとキャビンを隔てる壁)付近にあるのがブレーキオイルのリザーバータンク。量が減っている場合はブレーキパッドもチェック
バッテリー液は各セルごとに量のバラツキがないかを外側から確認する。密閉型バッテリーの場合は整備工場などで定期的に点検する
運行前に限らず日常的な点検を
愛車の健康管理はオーナーの責務。最近の車はハイテクすぎて自分じゃ診られない…とお思いの方もいるかもしれませんが、マメな点検が欠かせないのは今も昔も変わっていません。安全なドライブに最低限必要な項目は、自分自身でチェックしてみませんか?
点検作業に入る前には、エンジンが停止していることを必ず確認してください。エンジンがかかったまま点検すると、ファンベルトに手を巻き込まれたり、ヤケドしたりする危険があります。
日頃のチェックで異常をいち早く検知
まずはエンジンルームをのぞいて、エンジンオイルやブレーキオイル、クーラントの量、汚れをチェックします。
エンジンオイルはエンジン付近にあるレベルゲージを引き抜いて量と汚れの状態をチェック。正しい量を計るためにはゲージを一度ウエスでキレイに拭き取り、再び最深部まで差し込んでからオイルが付着した位置を確認します。ゲージに記された2ヵ所の印(穴や切り欠き)の間にあればOK。範囲から外れている場合には、補充などの調整が必要です。
エンジン本体やオイルの性質によって汚れ具合は全く違います。いちど目視しただけでは判断が難しいのが現実。定期的に点検し、走行距離などと合わせて交換時期を判断しましょう。
ラジエターはリザーバータンク内にあるクーラントの量でチェック。多くの車種はタンク本体にLOWレベルとFULLレベルを示す印が付いています(輸入車などには例外あり)。間違ってもラジエター本体のキャップを開けないよう御注意ください! エンジン停止後しばらくたっていても、熱湯が噴き出してくる可能性があります。クーラントのチェックは、十分に水温が下がっていることを確認してから行いましょう。
ウォッシャー液についてはゲージのない車が多く、残量のレベルが確認できません。目視できるところまで希釈したウォッシャー液を入れてみるのが現実的な策です。バッテリー液は外から透けて見える、各セルに入った液体の量をチェック。密閉型バッテリーの場合には量を確認できないので、整備工場などで定期的に点検してもらうようにしましょう。
ブレーキオイルは配管から漏れていない限り量が減ることはありませんが、ブレーキパッドやディスクローターが擦り減ってくると液面も下がります。LOWレベル以下にある場合には補充も必要ですが、ブレーキパッドやディスクローターの交換を検討する必要があります。
自分で点検すれば車への愛着もアップ
運転前のちょっとした手間と心掛けで、無用なトラブルを避けられるかもしれません。たとえメカに詳しくなくとも、日頃からエンジンルームをのぞいてみる習慣を付けましょう。
各種の消耗品、オイルには「カストロール EDGE SPORT」や「KURE ラジエターシステム スーパーロングライフクーラント」、「カストロール REACTパフォーマンスDOT4」、「ソフト99 ガラコウォッシャー エコ2000」などがオススメです。